ポジティブ視点の考察で企業活動を応援、企業とともに歩む「共創型メディア」/Business Journal
激化する4Kテレビ戦線~新規参入のパナ、一歩先行のソニー・東芝、独自技術のシャープ



ハイブリッドキャスト放送の可能性を見せてくれる展示をしていたものの、それは可能性を探る技術展示ともいえ、実際にどのチャンネルでどんな放送がいつ始まるかのロードマップは明確ではない。ハイブリッドキャストはテレビに新たな進化をもたらしそうだが、それはすぐにとはいかないようだ。
●HTML化したEPGでデバイスへの導入が楽に
テレビメーカーではないが、メタデータ(編註:データに付随する付加的なデータのこと)や基礎技術を供給するメーカーであるRoviも、CEATEC会場の近くのホテルで技術を紹介していた。中でも興味深いのはHTMLベースのEPG(電子番組表)技術。

通常のEPGと異なり、テレビ放送波に乗せなくても配信でき、インターネット経由でEPG情報を転送して表示させるなど、さまざまなデバイスでEPGを扱うことができる。番組情報、番組出演キャストなどの検索機能も高く、パソコンからAV機器を録画予約するなどのプログラムを、従来よりも手軽に構築できるようになりそうだ。
この機能を組み込んだパソコンやタブレットなどのデバイスは、すぐにも登場することだろう。各デバイスのEPG機能が底上げされそうだ。
(文=一条真人/フリーライター)
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