アナタのスマホはiPhoneですか? それともAndroidですか? ご存じのとおり、この2機種はUSB充電コネクターの形状が異なっているため、スマホのバッテリーを充電したいとき友だちや家族同士でも、モバイルバッテリーなどを共有できないことがあります。でも、ダイソーの「3in1リール式ケーブル」があればそのような悩みもバッチリ解決できますよ!
3タイプのコネクタに対応するからどんなスマホでも充電できる!
スマホのUSB充電コネクターはiPhoneとAndroidで形状が異なっているのは皆さんご存じでしょう。
そのため、外出先でスマホのバッテリーが無くなったとき、モバイルバッテリーがあってもコネクタが合うケーブルがなくて、友だちや家族のスマホを充電できなかった、なんてことも……。
そのようなときは、ダイソーで550円で売られている「3in1リール式ケーブル(3in1 CABLE)」で解決できてしまいます。
この3in1リール式ケーブルは、その名のとおりiPhone用の「Lightning(ライトニング)」、Android用の「USB Type-C」&「MicroB」の3タイプのコネクタがひとつにまとまっているので、どのようなスマホでも充電できます(2015〜2017年のiPad Proを除く)。
本体は直径約5cmほどの手のひらサイズでかさばらず、重さも約36gしかありません。しかも、ケーブルはリール式になっているため、最大90cmまで伸ばせるのです。
また、最大出力は5V/2.4A=12Wとなっており、LightningとMicroBのみ2台同時充電が可能となっています。
ちなみに、USB Type-Cではデータの転送も可能となっていますが、Lightningは片面充電専用となっているのでiPhoneとの接続には注意が必要です。
実際にAndroidスマホ(Type-C)を充電してみる!
それでは、実際にダイソーのリール式3in1 ケーブルで、Androidスマホを充電してみましょう。
最近のAndroidスマホはUSB Type-Cを採用していますが、古いAndroidスマホではUSB MicroBが使われています。
また、少し前のモバイルバッテリーやデジカメの充電器などでもUSB MicroBが使用されていますので、コネクタをよく確認してからデバイスに挿しましょう。
今回はOPPO RenoA 5で実験したところ5.07V/1.15A=5.84Wで充電されました。コンセント側がType-Aなので仕方ないのですが、速いケーブルなら10W近くで充電できるものもあるので、あまり高速ではありません。
ちなみに、Androidスマホをパソコンに接続してみたところ、しっかりとデータを転送することができました。
実際にiPhoneを充電してみる!
それでは、続いてiPhoneをLightningコネクタで充電してみましょう。
この製品にはApple公認の「MFi認証」マークがないのでやや不安ですが、きちんと充電できるのでしょうか? ちなみに、今回実験に使用するのはiPhone 13です。
iPhoneを充電するときは注意が必要です。実は、3in1リール式ケーブルのLightningコネクタは「片面」になっており、「UPSIDE」と表示された面を上にして接続しないと充電されません。
というわけで、UPSIDE面を上にして実際に接続してみると5.07V/1.34A=6.79wで充電されました。Apple純正品でもType-A接続なら似たような数値なので、MFi認証非対応でもきちんと使えることが確認できました。
まとめ
いかがでしょうか? ダイソーの「3in1リール式ケーブル」は非常に軽量コンパクトでありながら、3タイプのコネクタを装備していますので、イザというときにはきっと役立つでしょう。
ただし、充電速度はあまり速いとは言えず、性能から考えると550円はちょっと高いかな? という気もします。
もし、普段からLightningとUSB Type-C(MicroB)などのケーブルを複数持ち歩いている人なら、これひとつで済むので利用価値は高いでしょう。
なお、2015〜2017年のiPad Proには利用できないと明記されていますので、iPadユーザーはくれぐれもご注意ください。
※記事中の商品は筆者(編集部)が購入時点のものです(2023年7月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。