オンライン上で買い物をする機会が増えた令和の今、決済に必要なクレジットカードは、スマホと並ぶ社会人の必須アイテムである。ショッピングサイトによっては、代引き決済なども行えるが、対面支払いが必須となる面倒くささと、かかる手数料などを考えると、やはりクレジットカードでの決済が一番楽なのは言うまでもないだろう。普段使いのクレジットカードは、最低でも2枚は持っておきたいところだが、作成するにはまずカード会社の審査に通らなければいけない。
2023年8月12日に投稿された、Masa@資産35億円ニート@alljon12さんの「超富裕層だろうが、無職だとカード審査落ちるよ。実際に資産35億円ニートのわいは三井住友VISAカードの審査落ちたから‥」という書き込みには、実際に三井住友カードのプラチナプリファードの審査に落選したことを通知するメールの画像が添えられていた。この投稿には、4500件を超える「いいね」がついており、インターネット上で大きな話題となっている。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
超富裕層だろうが、無職だとカード審査落ちるよ。実際に資産35億円ニートのわいは三井住友VISAカードの審査落ちたから‥? pic.twitter.com/GC7dbD6YOH
— Masa@資産35億円ニート (@alljon12) August 12, 2023
三井住友プラチナプリファードカードって、どんなカード?
「三井住友プラチナプリファードカード」とは、三井住友カードの中でもポイント還元率に特化したプラチナカードである。年会費は33,000円で、家族カードは無料となっているため、三井住友が出すハイステータスカードの中では比較的手を出しやすいのが特徴だ。
今後の利用額を考えると、Masa@資産35億円ニートさんは、カード会社にとっても優良顧客であることに間違いはないのだが、まさかの「無職」ということで、今回はカードの作成を見送られてしまったという。
調べてみたところ、三井住友プラチナプリファードカードの申し込み対象者は、「原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」と、三井住友のホームページにしっかりと明記されている。資産35億円と比較すると、年会費の33,000円など微々たるものだが、安定継続収入というステータスはお金では買えないようだ。
三井住友カードの審査基準は職業しか見ていない?
この投稿を見たネットユーザーたちからは、「年金もらえる年齢になれば、ゴールドぐらいまでなら審査PASSしますよ!w」といった投稿者を励ますメッセージや、「AMEXやラグジュアリーカードならば、審査に通るのではないでしょうか? 継続使用していると、センチュリオンやブラックダイヤモンドのインビテーションが来るかも?」といった、その他のハイステータスカードを検討してみてはどうかという声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。
これについて、Masa@資産35億円ニートさんは、以下のように追記している。
「三井住友カードの審査は落ちたけど、アメックスのプラチナカードは1発okからの、ブラックカード(センチュリオン)のインビ(招待)は届いてたよ。三井住友カードは、支払い能力とか調べず、職業しか見ていない説。」
カード申し込み時には、基本的に職場名と年収ぐらいしか記入ができる項目がないので、三井住友カード側も投稿者の支払い能力を判断する材料が足りていなかったのだろう。仮に、資産を記入する欄があれば、秒で契約に持ち込んでいたはずだ。
クレカの審査基準は、本当にこれでいいのか?
35億の資産があっても、無職であることから三井住友プラチナプリファードカードの入会を断られたと嘆く今回の投稿。どのような大手企業に努めていても、本人が辞める時は辞めるし、会社自体も潰れる時は潰れるので、あらためてクレカの審査基準は本当に現状のままでいいのか…? を考えさせられるような内容だったのではないだろうか。
結局のところ、Masa@資産35億円ニートさんは、アメックスのブラックカードの入会は断ったそうで、「アメックスのブラックカードを持って、飲食店でドヤってるんだろって??年間費が勿体なくて断ったわ! ニートの時点で何してもステータスはゼロのままやで!!」と明るく述べた。
上記の書き込みからは、投稿者の人柄のよさが、そこはかとなく滲み出ている。今回、クレカの審査には落ちてしまったが、フォロワーからの信頼は十分に獲得できたのではないだろうか。
※サムネイル画像(Image:「Masa@資産35億円ニート(@alljon12)」さん提供)