2023年9月、iPhone 15の発売に合わせて「iOS 17」がリリースされました。その後、何度かセキュリティアップデートが行われてきましたが、23年11月7日には最新版の「iOS 17.1.1」が発表されています。今回はiPhone 15シリーズにおいてApple PayやNFC機能が使用できなくなる問題や、ロック画面の天気ウィジェットの問題を修正しているそうなので、詳しく解説しましょう。
23年11月7日リリースのiOS 17.1.1は何がどう変わった?
23年9月19日、iPhone15の発売と同時に「iOS 17」がリリースされましたが、その2日には「iOS 17.0.1」を発表。
さらに9月27日には「iOS 17.0.2」、10月4日には「iOS 17.03」、10月25日は新機能を追加した「iOS17.1」もリリースされ、iOS 17はセキュリティ強化と新機能が追加されてきました。
そのようななか、23年11月7日には最新版の「iOS 17.1.1」が発表されたのです。
今回のiOS 17.1.1では、「特定の車種の社内でワイヤレス充電したあと、Apple Payとその他のNFC機能がiPhone 15モデルで使用できなくなる場合がある問題」と「“天気”のロック画面ウィジェットに雪が正しく表示されないことがある問題」の2つを修正しています。
ちなみに、iOSのアップデートはiPhoneの設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できるので、アップデートの状況を確認してみてください。
「iOS 17.1.1」はセキュリティアップデートなし!
通常、iOSのアップデートではさまざまなセキュリティ対策も行われますが、今回のiOS 17.1.1では、先ほど紹介したApple PayとNFC機能も問題と、天気のウィジェットの問題の2点だけの修正になっているようです。
Apple公式サイト「Apple security releases」ページで確認すると、CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)のセキュリティアップデートなどは見当たりません。
Apple公式サイト「Apple security releases」でも、「This update has no published CVE entries.(このアップデートには 公開されたCVEエントリはありません)」となっていました。
●Apple「Apple security releases」は→こちら(英語)
まとめ
いかがでしょうか? 今回の「iOS 17.1.1」はセキュリティ強化や新機能追加などはなく、iPhone 15シリーズでApple PayやNFC機能が使用できない問題と、天気のロック画面ウィジェットの問題の解決だけが行われたようです。
緊急性の高いセキュリティアップデートなどはないようなので、この2点で問題がない人は無理にアップデートすることはないかもしれませんね。