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現在、BJ編集部では、疑惑解明のためにTOKYO MXに対する追加質問を行う一方、放送倫理・番組向上機構(BPO)からも一部回答を得ており、総務省および民放連にも取材を進める予定だ。
そして、一時期上杉批判で舌を振るった池田氏に対して、その発言の場であったNHNジャパン運営のサイト・BLOGOSおよび池田氏の言論を支える法人であるアゴラ出版に対し、上杉氏は名誉毀損の訴えを起こしたという(現在、池田氏やBLOGOS編集部の手元に訴状が届いておらず、内容は不明)。信平狂言事件(※96年、創価学会の地方婦人部長だった信平信子さんが、名誉会長池田大作氏に強姦されたとしておこした訴訟。池田氏側は、発生から二十年を経過した事件は裁判に付さない、という民法規定を用いて主張し、裁判の終結を求め、裁判所もこれを認める判決を出した)とまではいかないが、内容によっては訴権の濫用とも言える微妙な筋の問題であり、舞台は法廷に移される可能性もある。
このとき、致命的な対応ミスをしているように思えるTOKYO MXは、どのように証言するつもりなのだろうか。
(文=山本一郎)●山本一郎(やまもと・いちろう)
2000年、IT技術関連のコンサルティングや知的財産権管理、コンテンツの企画・制作を行うイレギュラーズアンドパートナーズ株式会社を設立。ベンチャービジネスの設立や技術系企業の財務・資金調達など技術動向と金融市場に精通。2007年より、総予算100億円超のプロジェクトでの資金調達や法人向け増資対応を専門とするホワイトヒルズLLCを設立、外資系ファンドの対日投資アドバイザーなどを兼務。
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