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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

「俺に近寄ると妊娠しちゃうよ」…書類送検の初鹿議員、永田町で超有名な“女癖の悪さ”

文=神澤志万/国会議員秘書
「俺に近寄ると妊娠しちゃうよ」…書類送検の初鹿議員、永田町で超有名な女癖の悪さの画像1
書類送検について記者会見で謝罪する初鹿明博議員(写真:毎日新聞社/アフロ)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 前回の記事でお伝えした自民党の秋元司衆議院議員が、収賄容疑で東京地検特捜部に逮捕されましたね。続報を待ちたいと思います。

 12月20日、令和2年度予算案が閣議決定しました。一般会計の総額は過去最高の102兆6580億円という規模で、今年度に続き2年連続で当初予算100兆円を超えています。

 歳出増の最大の要因は社会保障費です。高齢化などによる増加と、幼児教育無償化や4月から始まる予定の高等教育無償化などで、歳出全体の34.9%を占めています。消費税増税による消費の落ち込みを抑えるため、「ポイント還元」にも予算がついていますね。キャッシュレス決済のポイント還元のために2703億円、マイナンバーカード保有者に対しても買い物でポイント還元する制度を導入し、2478億円を計上しています。

 読者のみなさんは、キャッシュレス決済をどのくらい使用していますか? 最近では、スマホ決済もいろいろ出てきましたね。ポイント還元を導入前の経済産業省の職員からのヒアリングでは、なぜかソフトバンクとヤフージャパンが進めているスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」の名ばかりが出ていました。

 また、大学入試制度の説明でも、文部科学省の職員から出るのは「たとえばベネッセさんが……」と同じ企業名ばかりでした。そういうふうにひとつの企業に頼り切ってしまっては、公平な政策は実現しないように感じます。

 ちなみに、防衛関係費も6年連続で過去最高となりました。宇宙やサイバー、電磁波など新領域の能力強化などで、前年度当初比1.1%増の5兆3133億円だそうです。

 一方で、歳入が少ないのが気になります。税収は今年度当初比1.6%増の63兆5130億円ですから、いつになったら収入と支出のバランスが取れるようになるのか、将来のことを考えると心配になりますよね。ひたすら国債発行で補てんする仕組みは長続きしないと思っています。

永田町で有名だった初鹿議員の“ご乱心”ぶり

 難しいことはさておき、国会も終わって私たち国会議員秘書はホッと一息です。省庁の職員たちも、有休消化もあって数日のお休みを取っているようでした。みなさんがクリスマスを家族とゆっくり過ごせたらいいですね。

 クリスマスをゆっくりと過ごせる永田町や霞が関の住人たちがいる一方で、心穏やかではないのが初鹿明博衆議院議員でしょう。強制わいせつの疑いで書類送検され、クリスマスイブの12月24日には立憲民主党に提出した離党届が受理されました。報道によると、2015年にタクシーの車内でわいせつな行為をしたそうですが、自業自得です。調べに対して容疑を否認しているということですが、どうでしょうか。

 実は、初鹿議員の女癖の悪さは議員秘書時代から秘書仲間の間で有名でした。飲み会で隣になると手を触ってくるし、「一緒にラブホ行こう」などと誘うのも日常茶飯事でしたからね。酔うと盛り上げ役で楽しい雰囲気になるのですが、近くに好みの女性がいると豹変するようでした。ただ、いつものことなので、当時は「社交辞令のようなもの」と聞き流して、誰も相手にしていなかったようです。

 秘書を経て、01年に東京都議会議員選挙で当選したのですが、そのときのプロフィールを見て「初めて東大卒だと知った」という国会女子も多かったです。酒席で女性を口説きまくっていた頃は東大卒はひけらかしておらず、ただの「エロい秘書のお兄ちゃん」というイメージだったとか。ただ、議員バッジをつけた後でも「俺に近寄ると妊娠しちゃうよー」といった発言は続いていましたから、もう「そういうキャラクターの人」としか思われていなかったのです。

 09年に衆議院議員になってからは、さすがにそういうキャラは卒業したかと思ったら、やっぱり変わっていませんでした。とはいえ、初鹿議員から「かわいいね。今夜、俺といっしょにいない?」などと言われても、まともに取り合う人はいませんでしたね。

 それに、かばうわけではありませんが、腐っても東大というか、政策面では鋭い切り口で国会質疑をすることもありました。「え、また初鹿先生?」と国会女子たちが驚くほど、NHKの中継がある“テレビ入り”の予算委員会質疑で質問をしていましたね。

 当時、初鹿議員が所属していた民進党の代表は蓮舫参議院議員でしたが、国会女子たちはよく「蓮舫先生も初鹿先生に口説かれて、まんざらでもないのかもね?」と笑っていたものです。

 それが、16年に女性問題を週刊誌にすっぱ抜かれ、党青年局長辞任という流れになりました。国会女子たちは相変わらず「蓮舫先生は『自分だけに言ってるかと思ったら、誰にでも言うんかい!』と激怒してるかも」と下世話な噂話をしていました。

 それにしても、この初鹿議員といい、丸山穂高衆議院議員といい、なぜ東大卒の優秀な人たちが悪癖を治せずにいるのでしょう。優秀な部分もあるので、もったいない気もします。また、野党とその周辺に対しては、「元TBSの山口敬之の事件は追及するくせに、初鹿の事件は放置するのか」という批判もすでにあるので、今後の動向も要チェックですね。

 それより、2人とも生き恥を晒しているのに、衆議院議員の立場にこだわり辞職しないことはまったく理解できません。「2人の議員辞職願がクリスマスプレゼントだったらいいのになぁ」と思う神澤です。

 みなさま、よいクリスマスとお正月をお迎えください。

(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg

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