だが、容疑を受けている次男は31歳の成人男性。父親の責任として、本当に「自粛」という決断をしなければならなかったのだろうか? そこで、インターネット調査最大手・マクロミルの協力の下、全国の1000人のモニターにアンケートを実施。その調査結果から、この問題に対する世間の人々の本音を見てみよう。
・調査期間:2013年09月17日(火) 〜2013年09月18日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:マクロミルモニター会員 男性500人、女性500人 合計1000人
【調査結果】
Q.あなたは「みのもんた」さんが、報道番組への出演を自粛することについて賛成ですか? 反対ですか?
1.賛成 53.7%
2.反対 16.0%
3.わからない 30.3%
【解説】
アンケートの結果、過半数以上の人々が、みのの下した自粛の判断に対して賛成している。年代別に見てみると、みのと同年代に当たる60代以上で65%と、年齢が上がるにつれて自粛賛成派の割合が多くなり、反対に20〜30代前半では40%台と比較的賛成派の数が少なくなる傾向にあるようだ。
●賛成派の意見
賛成理由の中で目立ったのが「親としての責任として当然だと思う」(40代・女性)や、「子供のしたことに対して責任を持つのは当たり前」(60代・男性)と、やはり親としての責任をみのに求める声。どれだけ年を重ねても、親子の縁は切れるものではない、成人した子どもとはいえ、親の責任は発生すると考える人が多いようだ。
また、「影響力の強い人なのでやむを得ない」(60代・女性)、「社会に影響を与える立場の人だから」(50代・女性)と、みのの持つ影響力を理由に賛成する意見や、「辛口コメントに説得力がなくなる」(60代・女性)、「ほかの事件出来事に批判などできる立場にない」(50代・男性)と、みののキャスターとしての立場を重く見る声も。さらに、「育て方の問題だと思う」(50代・女性)と、みのの子育てを批判するコメントも寄せられた。
●反対派の意見
会見で「(次男を)『別の人格だから』とは言い切れない」と、親としての心境を語ったみの。だが、自粛への反対意見として寄せられた声には「30も超えた子どもはすでに大人であり、個人の問題。親の問題ではない」(30代・女性)、「成人した大人の犯罪を親が責任をとるのはおかしい」(20代・男性)といった意見が多い。また、一部には、「自粛するなら芸能活動全般にしてほしい。中途半端」(50代・女性)と、より厳しい制裁を望む意味での反対意見や、「だったらローラはなんで自粛しないの?」(30代・女性)と、国民健康保険の詐取で父親が国際指名手配されているタレントのローラに対する言及などもみられている。
●「わからない」と回答した人たちの意見
「わからない」という意見を選んだ人は、「個人の考えを尊重するべき」(50代・女性)、「ご本人次第なので外部がいろいろ言ってもしょうがない」(20代・女性)という意見のほか、「自分のセクハラのほうが問題では」(30代・男性)と、8月に報道されたみのの「セクハラ疑惑」を重視するコメントも。
みのは自粛の期間を「結果が出るまで」としている。はたして、再び朝の顔としてテレビに戻ってくるのはいつの日だろうか? 次男は警察の取り調べに対して黙秘を貫いているという。
(文=萩原雄太)