(「Wikipedia」より)
■尖閣諸島に関するQ&A – 外務省
尖閣諸島に関する我が国の公式見解はこちらです。状況を見失いそうになったら、このページを訪れて何度でも読みましょう。日本の主張の出発点が分かってこそ、どこの点で中国の主張と違うのか、私たちは何を言うべきなのかが理解できるようになるのです。
■「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例 – リアリズムと防衛 – 2009年4月30日
ここに書かれていることはすべて事実で、実際に発生した戦争が、きっかけはほんの些細なことや思い違いからスタートしていることが分かります。そして、その結果は重大なものばかりであり、多くの血が流れ、取り返しのつかないことへと発展するのです。問題を冷静に捉えることが如何に重要であるか、理解できるものでありましょう。
■現下の中国の反日暴動と尖閣問題についてメモ – 極東ブログ(9月17日)
ご存知、極東ブログの最終弁当爺ことFinalvent氏による中国サイドの内情まとめ。ここでまとめられている内容については、スコープにもよるかもしれませんがほぼ事実であることは確認できると思いますので、さっと読んで理解したい向きにはもってこいです。細やかな事情を知ろうとすると、質の良い関連書籍をもう少し読み込む必要があると思うのですが、大枠を知りたいのであればこれで充分です。
■日中首脳の立ち話、「かなり緊迫したやり取り」 – YOMIURI ONLINE(9月10日)
去る9日、露・ウラジオストックで行われたAPECの中で日中首脳の立ち話に関する逸話が報じられていますが、タイミングとしても内容としても中国としては大事な政治日程に突入している最中に日本が問題を吹っかけてきたという立場で外交を行っている状況が良く分かります。
■「尖閣対立」本格化から1カ月 日中関係はどう変わったのか – wedge infinity(9月13日
今回一連の記事の中ではWedgeの頑張りが光っているなあと思うのですが、その中でも時事通信の城山さんの包括的な解説記事が良質なように感じられました。冒頭の、「戦争なんか起こるはずがない」と、この記事の2p目、超党派「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の尖閣諸島上陸申請にまつわる経緯とはよく読み比べて見ていただきたいのです。背筋が冷えると思いますので。
■中国の「反日暴動」がアメリカでほとんど報道されない理由とは? – ニューズウィーク日本版(9月18日)NEWSWEEKの冷泉さんの記事。そもそも尖閣諸島の領土問題は外務省が書いている通り、アメリカからの沖縄返還にもひとつの原因を見ることができるんですが、当のアメリカは現在同国なりの事情で経済問題、対アラブ問題で右往左往しているところで、まさに過積載と多方面への配慮の延長線上で中国反日デモ・暴動は取り上げづらいというのは誠にもっともな話です。
■中国の核情報漏洩は意図的? – wedge infinity(9月19日)
最後に、再びWedgeで岡崎久彦研究所が指摘している中国の軍備に関する情報戦についての記事を。中国の核戦略を語る上で、アジア圏の覇権を目指すリージョナルパワーとなろうとする中国の軍事志向はアメリカの国益と真正面から衝突するけれど、その内容の真偽を確かめるにはリークではなく米中戦略対話を重ねていくべきであるという、実に奥の深い議論になっております。戦争になるかもしれない仮想敵と、その意図を確認するために対話を深めようというアメリカ人知識人による、あまり日本ではお目にかかれない内容です。是非ご一読を。