想像してみてほしい。あなたの10年後の年収は、今よりも上だろうか、同程度だろうか、それとも下がっているだろうか。
私たちは、将来の収入について希望混じりになんとなく「少しは上がっているだろう」と楽観しがちだが、それは考えが甘い。テクノロジーの発展や社会の変化のスピードが速い現代では、油断すると自分のスキルや能力があっという間に古いものになってしまう。
では、ビジネスパーソンとしての「劣化」や「陳腐化」を避けるためには、何が必要なのか。本連載では『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』の内容から、「10年後食える人」と「10年後食えない人」の違いを紐解き、その資質を考えていく。第2回の今回は、「人間関係」がテーマである。
大事な商談で勝負服を着る人は「稼ぐ力」がない?
ビジネスでは、さまざまな出会いがある。職種によっては「年間に100枚以上、名刺が増える」という人もいるだろう。
初対面の人や初めて一緒にビジネスをする相手への第一印象の重要性は、多くの人がわかっていることだ。しかし、新卒や就職活動中のときのように、最大限の注意を払うことは年々少なくなってくる。人は出会いに慣れるのだ。
「10年後食える人」ほど、初対面の場で、相手との心理的な上下関係が決まってしまうことをよく理解している。時間ギリギリに汗びっしょりで到着してしまえば、その後の商談で強気に出ることが難しくなってしまう。
「初対面は最高の状態で臨む」ということの有用性がわかっているかどうかは、服装にも表れる。本書の著者でコンサルタントの松尾昭仁氏は「『10年後食えない人』は、ここぞのときに勝負服を着る」と言う。
勝負服というものは、自分が「重要だ」と判断した場面に着るものだが、重要な出会いやチャンスがいつ訪れるかなど自分にはわからない。「だから、お金に困らない人は、毎日勝負服を着る」(松尾氏)。服装は「いつやってきたチャンスでもつかみ取る」という意思表示でもあるのだ。
もちろん、高額な服を毎日着回せるほど揃えろということではない。油断した服装をする日をつくると、チャンスを逃すということだ。服装も含めた見た目から、相手は自分が思っているよりも多くを察する。稼げる人は、それをよくわかっているのだ。
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『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』は、人間関係やお金の使い方、働き方、言葉づかいに至るまで、将来どんな社会がやってきても稼ぎ続けられる人とそうでない人の違いを徹底解説する。
あなたはどちらだろうか? ぜひ、本書を読んで確かめてみてほしい。
(文=編集部)
※本記事はPR記事です。
『1万2000人を見てわかった! お金に困らない人、困る人』 10年後も「食える人」と「食えない人」の差はここにあった! 会社員でも自営業でも何をやってもお金を稼げる人の41の違い。お金に困らない人の考え方、働き方、魅せ方を習慣化すれば、10年後も20年後も不安なし!