オリエンタルラジオ藤森慎吾&田中みな実の裏に訳あり堕胎スキャンダル!?
「週刊文春」(文藝春秋/12月13日号)
今日(12月6日)発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、これぞ「ザ・週刊誌ネタ」ともいえる、“下半身ネタ”2本をチェック。
12月16日の投票日に向けていよいよ本格化してきた衆院選に関連し、今週も両御大とも選挙特集を組んでいる。しかし、選挙期間中は報道機関としての中立性を重視してか、特定の候補者にダメージを与えるようなゴシップ記事は見当たらない。それゆえ、いまいちパンチが弱い誌面の中で際立っているのが、文春がスクープした「田中みな実&藤森慎吾 熱愛報道でもみ消した妊娠・堕胎・350万円慰謝料」という記事だろう。
主人公は、オリエンタルラジオの藤森慎吾。11月2日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)では、TBS・田中みな実アナウンサーとのお泊り愛が報じられ、2人の真剣交際が明らかになった。しかし、その裏で、藤森の「あるスキャンダル」をもみ消すために、吉本興業とフライデー編集部が密約を交わし、藤森と田中の2ショット写真を撮らせていたと文春は報じている。では、もみ消したかったスキャンダルとは?
記事によると、今年6月、都内在住でモデルのさゆりさん(仮名)は、大阪のクラブで藤森らにナンパされ、その1週間後に行われた合コンのあと、2人は関係を持つことに。その後、さゆりさんの妊娠が発覚。藤森以外にセックスをした覚えのないさゆりさんは彼に連絡し、ホテルで2度面会。結局、藤森は中絶の手術費用と慰謝料の合計350万円を現金で渡し、さゆりさんは藤森が持ってきた契約書へサインをした。契約書には2人の関係を口外しないことなどが書かれていたという。
しかし、話はこれで終わらない。藤森と話を進める上で不安になったさゆりさんは、フライデー編集部に連絡し、ホテルでの話し合いの現場をICレコーダーで録音、またカメラマンに現場写真を撮らせていたのだという。この記事はフライデーに掲載されると思われたが……ここで吉本がフライデー編集部に圧力をかけ「『記事化を取りやめるなら、藤森と田中みな実のツーショットを撮らせる』との取引を持ちかけたのです」(関西芸能筋)というのだ。これにより、さゆりさんと藤森に関する記事は闇に葬られ、田中アナとの2ショット写真が撮られたという。
フライデーは利用されただけだった !?
ここまでが文春が報じたスキャンダルの概要だ。しかし、ビジネスジャーナル編集部がフライデーに近い関係者に確認すると、こんな情報が出てきた。
「文春の記事は正確ではない。吉本との裏取引は存在しない。写真も音声もあったが、妊娠させられたという女性の証言の信ぴょう性を疑ったので記事にはしなかったんです。その後、田中みな実とのツーショット写真が取れたこととは無関係。タイミングがたまたま近かっただけです。そもそも、講談社と吉本とは、島田紳助をめぐる記事で激しい裁判闘争の最中。そんな裏取引、成立しませんよ」
さらにこんな証言もある。
「フライデーが女性側に利用された可能性が高いんです。女性側は、自身に都合のいい写真や音声をフライデーに握らせて、それを材料に藤森との交渉を有利に進めようとした。利用されていることを知った同誌が記事掲載を取りやめたんです。いずれにせよ、吉本とのバーターなどではない。藤森に弄ばれたとしたら、女性もかわいそうですが、藤森への金銭の要求の仕方など見ていると、そう単純な話でもないような気がします」(芸能記者)
ここまで来ると、誰のどんな証言を信じていいのかわからなくなる。女性が表に出てくることが考えられない以上、藤森自身が知る限りのことを語るのが一番だと思うが……。それはそうと、藤森の熱愛ネタをこれまで々いじってきた、田中アナも出演する『サンデー・ジャポン』(TBS)がこの記事をどう扱うか注目である。さすがに完全無視かな?
「暴れん棒」まで飛び出た、神聖なる法廷
さらに、両御大ともに報じている“下半身ネタ”がある。すでに誰もが知っている、女子柔道部員に性的暴行を働いたとして準強姦罪で起訴された、柔道金メダリスト・内柴正人被告の裁判の様子だ。
この裁判、内柴被告の奔放な下半身事情、例えば被害を受けたとされる女子柔道部員の他に、別の2人の女子部員との性的関係が取り沙汰されたり、「フル◯起」「暴れん棒」といったおよそ、神聖たる法廷には似つかわしくない内柴被告の発言が飛び出したりと、本筋とは異なった点でも一部で注目度は高い。
そんな中、内柴被告側が主張する「性的関係は合意の上だった」か否かという点が裁判の争点になっているが、その判断材料として、ホテルでの性行為までにあったとされる、カラオケボックスでの口淫(フェ◯◯オ/※文春の記事は、伏字ではない)について、法廷で細かに争われたことに両誌は着目している。
文春の記事によると、11月28日の第五回公判では、事実関係を確かめるために検察官、裁判官が「フェ◯◯オ」という言葉を連発したというのだ。また裁判長が、カラオケボックスでの、被害者である女子部員の顔の向きに注目し、「その姿勢ではフェ◯◯オができないのでは」と発言したことも報じている。
それにしても、いまだ中学生気質が抜けない筆者が気になったのは、こんなにも法廷で「フェ◯◯オ」という言葉を連発すものなのか、ということ。ちなみに新潮では、気を使ってなのか、口淫という表現で報じている。破廉恥度はフェ◯◯オのほうがはるかに高い。
ある弁護士に話を聞くと「起訴状や判決文では通常『口淫』という言葉を使います。ただ、法廷内の尋問の際には、『口淫』と聞いたり、話したりしても、何のことを指しているのかわかりづらいことがあるので、その際にはフェ◯◯オという言葉を使うこともあります。どちらを使用するか明確に決まっているわけではない」という。
また、内柴被告側は、女子部員から誘ってきたかのように主張しているのに対し、女子部員側は酒に酔って寝ていたところを襲われたと、真っ向から主張が対立している。仮に内柴被告の主張が虚偽だとすれば、口淫までしたとされる女子部員の名誉を著しく傷つける悪質な証言に思うが、これは罪にはならないだろうか。前出の弁護士によると「基本的に法廷内では、自己弁護の権利がある。嘘をついても偽証罪が適用されることは現実的にはほとんどなく、その内容がいかにひどいものであっても、名誉毀損罪や侮辱罪に問われないことが多い。自己弁護を超えて法廷内で相手の人格を非難した場合には、名誉毀損に当たる場合もあるが、明確な基準はなく、ケースバイケースです」とのこと。
「藤森スキャンダル」同様、報道だけ見ていては真実が見えにくいが、こちらははっきりと白黒がつく裁判での話。判決は年明けになる予定だという。
さて、文春お得意の下半身ネタといえば、長年連載されている「淑女の雑誌から」を忘れてはいけない。今回は、婚活仲間と婚活パーティーで出会った男性2人組と複数プレーをしたという淑女の告白が目を引いた。こちらも要チェックです。
(文=本多カツヒロ)