先日に明らかになった堀北真希さんの結婚の報道は大きな注目を集めました。まだ世間は(男性を中心に)その衝撃から冷めやらぬといった状況ですが、一連の報道でもっとも目を引くのは、お相手の山本耕史さんの堀北さんに対する猛烈なアプローチです。
「返事がこなくても手紙を40通渡し続けた」「勘で新幹線を予約して堀北が乗ってくるのを待った」など、押しの強い山本さんのアプローチには「つきまとい」「ストーカーじみている」といった声も出ていますが、最終的に意中の人を振り向かせたわけですから、見事というほかないでしょう。
ところで、私たちが意中の相手にアプローチする場合、さすがに手紙を渡しまくったり新幹線で待ち伏せするわけにもいきません。ストーカー扱いされずに、より安全にアプローチするにはどうすればいいのか。『気持ちを「伝える」話し方 一瞬で距離を縮める47の会話と営業テクニック』(ビジネス社/刊)から紹介します。
■相手に好感を与えるカギは「うなずき」
意中の相手を話す時に注意してほしいのが「うなずき方」で、これはただ首をタテに振るだけにあらず、「上手なうなずき」と「下手なうなずき」があります。
ポイントとなるのは「目」と「体」です。たとえ笑いながらうなずいていても、その時に「目」と「体」が固まっていると、相手からは芝居じみて見えてしまいます。
上手なうなずきとは、体はリラックスさせて、相手の目を見てうなずくこと。これができると相手からの好感度はあがり、話を引き出しやすくなるといいます。
■「口べた」は自分をどう語るべきか?
とはいえ、うなずいてばかりもいられません。自分のことも知ってもらわなければ!でも、口べたで上手に話せない、という人は多いはずです。
こういう「トーク下手」は事前の準備である程度克服できます。
アドリブが聞かないなら、会話のパターンを最初から準備してしまえばいいのです。いくつかの状況を想定して、「こんな時はこの話題」という準備を怠らなければ、話題に困ったり緊張して言葉に詰まることはそれほど怖いことではありません。
■「またこの人に会いたい」と思わせるために
アプローチとは、言いかえれば「相手にまた会いたいと思わせること」。
これって、当たり前ですがとても難しいことです。
「また会って話してみたい人」とは、一般的に話題が多く、飽きさせない人。また話を合わせるのが上手な人です。
話題を準備しておくのとは別に、日頃から情報収集して知識を得たり、その情報をどうやって話すかという訓練はやっておいた方がいいでしょう。