をつくる ロスジェネ世代家族持
ちへの新マネー戦略』
著:北川邦弘
ソフトバンククリエイティブ
政権交代で果たして景気は良くなるのか? 年金や社会保障はどうなる? 私たちの生活の中で尽きないのがお金の悩み。
では、お金に対して不安がない「お金持ち」の人たちに共通してみられる傾向や特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。
フィナンシャル・ドクターの北川邦弘さんが執筆した『定年までに資産1億円をつくる ロスジェネ世代家族持ちへの新マネー戦略』(ソフトバンククリエイティブ/刊)の中で、お金持ちたちがしている考え方を「金持ち思考」、お金に困ってしまう人たちがする考え方を「貧乏思考」と呼び、15の切り口からその違いを書いています。
ここではその「金持ち思考」から、3つの特徴をご紹介します。
■お金持ちになる人は、お腹いっぱい食べない
ご飯をお腹いっぱい食べられることは、とても幸せなことであり、快楽を感じることでもあります。しかし、その反面、食べ過ぎは身体に負担をかけたり、肥満の元になってしまいます。ベストなのは、小さい頃から教わってきたとおり、腹八分目。
北川さん曰く、お金持ちは自分の身体について正しい知識を身につけており、「いつも満腹でいたい」と思うより、少量でも美味しいと感じることが上質な幸せだと思っているそうです。これは実は食べ物に限らず、他のことでも同じことが言えるかも知れませんね。
■お金持ちになる人は朝、ニュースを見ない
朝、テレビをつけてニュースを見ると、そこに並ぶのは殺人事件や汚職、八百長、詐欺、不倫騒動など、ネガティブな情報ばかり。少しはハッピーな情報もありますが、半数以上のニュースではコメンテーターが険しい顔をしています。
しかし、これでは朝から気持ちが暗くなり、一日をすっきり始めることができません。
お金持ちになる人は、気分に左右されないように情報を選択し、自分の感情や気分を一定の質に保っています。朝を快適に過ごすことでその日一日のスタートダッシュを決めることができるのです。
■お金持ちになる人には、友人の批判に耳を傾ける
いつでも楽しく話せる友だちの存在は、日々にゆとりと安心を与えてくれる宝物です。自分が落ち込んでいるときには肯定し、励ましてくれる。それはどんな言葉よりも心に響くはずです。
しかし、それだけでは自分を向上させてくれる本当の友人とは言い難いと、北川さんは言います。自分が方向性を見失って迷っているとき、悪い流れに乗ってしまったとき、苦言を呈したり、批判を面と向かって言ってくれる存在こそが、本当の友人です。
本当のお金持ちになる人間は、相手の心を汲み取りながらも客観的な意見を言ってくれる存在が傍にいて、そしてその意見を真正面から受け止めるのです。
明るい将来を見通すことが難しいこの時代において、いかに定年までに資産を作るか、それは働いている人たちにとって大きな課題であるはず。しかし、ただ単にお金を得ても、それが不安のない人生につながるわけではありません。
本書はそうした人たちに向けて、経済的な側面ももちろん、不安なく人生を豊かにするための戦略と思考を伝授する一冊。まずはこの「金持ち思考」を身につけていくことからスタートしてみてはいかがでしょうか。
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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