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家は50代で手放す
人生で最も大きな買いものであるマイホーム。佐藤さんは「50代から60代でマイホームを手放すことを考えてみて」と提案します。
子どもの成長を考えて買った家も、子どもが独立したら使い勝手が悪くなります。老人二人では広い家を維持できず、急な現金化もできません。家を売るには気力も体力も必要です。「住む家はあるが現金はない」という生活よりも、暮らしに合わせ家もサイズダウンし、現金を手元に置いたほうが現実的だと言います。
つまり、佐藤さんが本書で訴えているのは、「わからない老後に不安がるよりも、将来何が起きても対処できる、対応力を身につけておこう」ということです。
お金がなくても安い住まいはある。それ相応の生活をし、そのことをみじめだと思わない感性を身につけ、豊かな人間関係を築くことが現役時代の課題。そして、保険や家といった「すぐ現金化できない財産」ではなく、現金の預金をふやすため、きちんとしたお金の知識も身につけておきましょう、ということです。
「で、何をすればお金が貯まるの?」という人には、向いていない本かもしれません。しかし「自分はどういう老後を送りたいか」を考え始めた人にとって、必読の書となるでしょう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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