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「他人の無礼は自分が引き出してる」体を鍛え上げた武田真治が至った目から鱗の発想

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 しかし、優雅な肉体をつくり上げた40代のいま、無礼な態度をとる若者は目の前からいなくなったという。これについて武田は、犬の比喩を用いて説明する。

=====(以下、本書28~29ページより引用)
道の向こうから小さな柴犬が来たら、『ヨシヨシ』と手を伸ばしたくなるもの。柴犬が『やめろ! ワンワンワン!』とどんなに嫌がっても、『何を? こうしちゃうぞ』とくしゃくしゃにしたくなります。でも、向こうからやってきたのがドーベルマンだったら、誰も柴犬のようには扱わないでしょう。ドーベルマンが牙を剥いたらどれほどのものか、そのフォルムから想像できるからです。
=====

 そしていまの武田は、無礼な態度の人に出会うと、「あ、こっちが(無礼な態度を)引き出しちゃった」と考えるそうだ。

 相手が舐めた態度をとってきたとき、その舐めた態度を引き出してしまっているのは自分自身なのかもしれない。この考え方は、多くの人にとって新鮮なものだろう。

 武田は、「こちらが大人で礼儀正しく、ちゃんとした威厳があり、それをきちんと微笑みとともに表現できていれば相手は舐めた態度はとらないと信じている」としている。

◆「肉体的限界は精神的限界の遥か先にある」

 苦しみや痛みに耐えながら肉体をつくり上げ、長きにわたって競争の激しい芸能界でも生き抜いてきている武田。

 最後に、彼が本書の中で記している、ある“同僚”の言葉を紹介しよう。

「肉体的限界は精神的限界の遥か先にある」

 これは、武田とバラエティ番組で長年レギュラーを共にしているナインティナイン岡村隆史がよく口にしている言葉だという。

 自身の肉体を使い、努力し、革命的な“笑い”を世間に届けてきた岡村。この考え方は、トレーニングはもちろん、仕事における挑戦でも大いに役立つものではないだろうか。

(新刊JP編集部)

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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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