やせたい。そう決意して、一時的に食事制限して体重を落とせたとしても、食べたいものを我慢するダイエットはストレスもたまり、リバウンドする可能性も高くなってしまう。
健康面も考えれば、きちんと食べてダイエットも継続したいものだろう。では、「食べてやせる」ことはできるのか。
『食べても食べても太らない法』(菊池真由子著、三笠書房刊)は、1万人以上の悩みを解決した管理栄養士の菊池真由子氏が、管理栄養士食事の「量」より「質」を見直すだけのおいしく食べて楽しくやせるコツを紹介した一冊だ。
■太りにくい焼肉の注文の仕方
ダイエット中でも、焼肉が食べたくなることもあるはず。焼肉を存分に食べてもいい方法がある。それは「脂」に注意することだという。
これは焼き肉屋でどう注文するかがカギだ。
食べたいメニューを見る前にすべてのオーダーを済ませてしまうこと。最初に注文を終えておくと、食べている途中でお腹が膨れてくるため、その後にムダな注文をしなくなる。
また、具体的に注文すべき肉の種類は、タンとロースがおすすめだという。タンとロースは脂がのっていて美味しいが、どちらも塩で食べれば300キロカロリーほどしかない。最初にこの2つを食べれば焼肉での満足感が高まるのだ。
次に、脂肪が少ない値段の安い肉や、ヒレやホルモンといった内臓系を中心に選ぼう。菊池氏いわく、ホルモンは食感を楽しめるし、自然と噛む回数も増えるのでおすすめだという。また、たれよりも塩味のほうが調味料の差でカロリーは低い。
「脂肪が少なめの肉を塩味で」が太らない焼肉の食べ方となる。
■食べたものを記録しておくことも大切
また、食べ方だけでなく、食事の内容をノートに書くのも有効的だと菊池氏は述べる。たいていの人は自分が食べたと記憶している量より、実際は「はるかに多くの量を食べている」ものなのだという。
まずは、「食べたものを、いちいち覚えていられない」と割り切り、食事内容をノートに記録し、自分が食べたものをしっかりと把握することが大切だ。ノートに記録を続けることで、そのこと自体がモチベーションを高めることにもつながるだろう。
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焼肉もシメのラーメンもアイスクリームもシュークリームも食べて大丈夫。食べて健康的にやせるというのは、精神的にも体にもいい。ダイエットを考えている人は、試してみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。