あなたにはファンがいますか?
誤解のないように付け加えると、好きな芸能人やアーティストを聞いているわけではありません。あなた自身のファンになってくれる人はいるか、を聞いています。
「そんなのいるわけない」という人は思い出してみてください。SNSのフォロワーは一種のファンですし、フェイスブックの投稿に毎回「いいね!」を押してくれる人もそう。もちろん、職場であなたのファッションを褒めてくれる人も、立派なファンです。
■結局、周囲に愛される人が勝つ
「いかにファンをつくるか」は、仕事でも、恋愛や結婚でも、おそらく一番大切なことです。結局、周囲の人に愛されている人や、たくさんの人に慕われている人が、最後に幸せをつかむという例は、身近にたくさんあるはず。
では、どうすれば自分にファンをつけることができるのでしょうか。『「売れる私」になる方法』(宮本佳実著、WAVE出版刊)では、特別な能力や才能がなくても、自分らしさを保ったままファンを作る方法をこんな風に解説しています。
■「自分が輝ける場所」を知っていますか?
仕事ではパッとしない人が、趣味の世界では才能を発揮して周囲の尊敬を集めていたり、逆に私生活はさっぱりだけど、仕事だけは夢中になって打ち込んでいたり、人にはそれぞれ輝ける場所があります。
もし、今自分が「輝いていないな」と感じているなら、やるべきは「輝くための努力」ではなく、「輝ける場所」を見つけて、そこに移動すること。会社や、友人関係、あるいはSNSなど、自分が属するコミュニティを思い出して、どこが一番心地いいのか考えてみましょう。
もし、どこにもないなら、環境を変えるべき時かもしれません。転職もそうですし、新しい趣味などを通じて今までと違うコミュニティに参加するのも、好きなことや得意なテーマでブログを始めるのも手です。とにかく自分が居心地よく輝ける場所を探しましょう。いつだって人は輝いている人に惹かれるのですから。
■みんなに好かれるのは諦めよう
誰にでも当てはまることですが、まわりには、あなたのことが気に入らない人も、あなたが嫌いな人も必ずいるはずです。
何かの拍子に、誰かから嫌われていることがわかるとショックなものですが、誰かに好かれれば誰かに嫌われるのは自然なこと。嫌われていることに落ち込むのではなく、自分を好きでいてくれる人を思って感謝する方が断然健康的です。
誰からも嫌われないようにと、押し殺していた自分自身を解放するところが、魅力的な人への第一歩なのかもしれません。
■昔の「キャラ」が自分の可能性を閉ざしてしまう
学生時代とはまったく違う人たちの中で生活しているのに、学生時代の「キャラ」や、当時の仲間内での「ポジション」をいまだに引きずっている人がいます。
その挙句「キャラじゃないから」「私なんて……」と、新しいことを始めることや、未知の自分に出会うチャンスを自ら放棄してしまうわけですが、これはあまりにももったいないこと。
社会人になれば「高校デビュー」「大学デビュー」と後ろ指をさされることはもうないはず。自分のなりたい自分になれるよう、興味のあることにどんどん挑戦していきましょう。
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ここで紹介した「自分のファンを作る方法」「周囲に愛される方法」は、まだまだ序の口。『「売れる私」になる方法』には、無理のないナチュラルな自分でいながら、好かれる自分になるためにやるべきことが多く紹介されています。
自分を変えたい人、キャリアアップしたい人、最近物事がうまくいかない人、人生の転機を迎えている人は、今後の自分をより快適な自分として生きるために、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。