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今はまだ、資本主義的な「お金中心」に世界が回る時代だが、テクノロジーの発展はそんな常識を覆し、「価値中心」の時代へと移るかもしれない。経荒唐無稽な話に思えるかもしれないが、イギリスの作家ダグラス・アダムスはこんな言葉を残している。
「人間は自分が生まれたときに既に存在していたテクノロジーを、自然な世界の一部として感じる。15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、35歳以降になっては詰めされたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる」(『お金2.0』p.206より引用)
新たな経済圏が生み出す世界は、これまでの資本主義経済や金融を知っている人間には現実味がなく感じられる。
だが、生まれた時からそのテクノロジーに触れる人間には、それがごく当たり前の常識になるのだ。10年も経てば、「お金」と「経済」の常識は、今とはかけ離れたものになり、人の生き方そのものを変えているかもしれない。(ライター:大村 佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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