激動の時代といわれる今、ビジネスで勝ち続けることは年々確実に難しくなっている。
どんな必勝ノウハウもあっという間に時代遅れになり、イノベーションは新たなイノベーションに更新される。そんな「常在戦場」の時代に重要なのは、マネジメントを担う「リーダー」である。
では、今の時代に必要なリーダーの資質やリーダーがやるべきことは何か。三井住友信託銀行で企業年金サービスを改革し、リーダーとして次世代のマーケットトレンドをつくり上げてきた大塚明生氏の言葉から、その真髄を明らかにする「21世紀型リーダー講座」。
最終回となる今回は、リーダーの「教養」がテーマ。今あらためて注目されている教養だが、仕事の現場で教養の重要性を実感する場面は多くない。それでも学ぶべき理由は、どこにあるのか。
戦略を立てるために必要な「教養」
数あるリーダーの役割のなかでも、最も大きなものが自分のチームが「勝つ」ための戦略立案だろう。
大塚氏は、著書『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』(集英社)で、「リーダーが100人いたら、戦略をつくれるのは2、3人だ」とし、その能力を養うために教養が大きく役立つとしている。
リーダーになる人の多くは、プレーヤーとして成功体験を積んでいることだろう。しかし、成功体験はときとして人の視野を狭くする。自分の中に築きあげた「成功法則」や自分の経験にしか学んでいない人は、リーダーとなってより広い視野が必要になったときに対応できないのだ。
また、大塚氏は教養を学ぶことの意義として、「常に問題意識を持って物事を見るようになる点」「物事を突き詰めて考えるクセがつく点」を挙げる。そして、「何を学ぶべき」という具体的なものはなく、「必ずしも本から得られるものだけが教養ではない」ともしている。
自分の知的好奇心の赴くままに、知りたいことについて心ゆくまで調べたり本を読んだりする。そうして得た知識は、いつか必ず仕事にフィードバックされるだろう。
どうすれば部下が育つか、どうすればメンバーがまとまるか、または能力を発揮できるか。そして、どうすれば自分のチームをビジネスでの勝利に導けるか。リーダーが考えることは多い。
『逆境のリーダー ビジネスで勝つ36の実践と心得』は、リーダーたちが日々苦悩し、試行錯誤するトピックのそれぞれにズバリと正答を与えてくれる。そして、それらは明日からでも実行できるものばかりである。
ビジネス現場を知り尽くし、ビジネス戦略を知り尽くした男の「リーダー論」。マネジメントにかかわる人であれば、読まない手はない。
(文=編集部)
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