20代のときにどのように生きるかで、その後の30代や40代が決まるもの。では、大事な20代という時間をどのように考え、行動すればいいのか。
『20代に伝えたい50のこと』(秋元祥治著、ダイヤモンド社刊)は、岡﨑ビジネスサポートセンター・OKa-Biz センター長、NPO法人G-net理事の秋元祥治氏が20代の自分自身に伝えたいことをまとめた一冊だ。
「言われてみれば、そうだよね」と思えて、行動を変え、習慣を変え、そして毎日も変わるという具体的な50ことを秋元氏は本書で伝えている。たとえば、お金と時間の使い方についてピックアップしてみよう。
人生は、お金と時間を何に使うかがすべてと著者。ここで大事なのが「投資」と言う考え方だ。投資とは投入するコスト以上に得られる利益が大きなもののこと。自分自身のお金の使い方や時間の活かし方は投資となっているだろうか?
お金や時間という有限なものの使い方を投資とできるようにするために優先順位をつけて、限りある資源をどう配分するかによって、人生が決まると説く。
また、20代は「お金儲け」よりも「ヒト儲け」の方が重要だと語る。つまり、どれだけ魅力的な人とつながれるかどうか、だ。これは、20代の仕事がその先の自身への投資になっているかどうかを見定めるバロメーターとも言える。人とのつながりがその後チャンスを得るための大きな違いになってくる。
そういう風にしながら、周囲から「この人と付き合いたい」と思うような自分になっていくことが、30代以降になったとき、大きな差となってあらわれると秋元氏は述べる。
20代のときの小さな行動が習慣になり、30代になって振り返ったとき、自分では想像すらできなかったほど、遠くへ来ている。そして、誰よりも自分らしく生きていることに気づく、と秋元氏はつづる。
どのような考え方で仕事をして、生きればいいのか迷ったとき、本書は参考になるはずだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。