「英語を上達させたいならば、英語を母国語に持つ人を恋人にすると早い」ということを聞いたことがあるだろう。確かに自分の意思や願望をなんとか相手に伝えたいという強い思いが英語を上達させるカギになる。
しかし、そんなすぐに英語を母国語に持つ恋人をつくることは難しい。そこで活用したいのが『英語が上手くなりたければ恋愛するに限る』(キャサリン・A・クラフト著、里中哲彦編訳、幻冬舎刊)だ。
本書は、出会いから別れまで、交際から結婚まで、考えられる状況をリストアップし、恋愛のキーワードを交えながら恋愛物語をつくり、恋愛はもちろん、日常やビジネスシーンにも応用可能な英語力が身につく方法を紹介するユニークな一冊である。
「あの人とデートをしたい」と思っても、英語ができなければデートにも誘えない。ではどのように誘えばいいのか。本書からいくつかの表現を紹介しよう。まず、相手をデートに誘う場合、休みの日を聞くことが大事だ。
・When is your day off ?
・What day(s) do you have off ?
・when are you off ?
こうした表現もあるが、最もよく使われる表現は「What days are you off ?」。「off」をしっかり発音するようにするのがコツだという。
また、デート中、相手に好意があることをそれとなくほのめかすには、「一緒にいると楽しい」といった言葉をかけたいところ。その時はこんな風に表現するといいという。
・I love talking to you.
「I like ~ing(~するのが好きだ)」も「I love ~ing(~するのが大好き)」も、自分の好みを相手に伝えるときに使われる。また、他に「You’re fun to talk to.」と言うこともある。「I could talk to you all night.」は、アメリカ人がよく使う言い回しとなる。
また、自分の感情に素直でいられるときに使われる「I feel comfortable with you.」は、「あなたと一緒だと気がラクなの」という訳になる。素直な気持ちで何でも話せる人だと伝えたいときは、「I really feel like I can talk to you.(あなただと何でも言えちゃうわ)」という言い方だ。
本書に掲載されている英語表現は恋愛以外の場面――ビジネスや日常でも応用が可能だ。楽しく英語が学べる画期的な一冊といえる。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。