街で外国人に道を聞かれて、うまく答えられなかった。英語の勉強を始めたけど続かない。日本で働く外国人も年々増えて、その傾向はこれからも続くだろう。外資系企業で働いていたり、海外留学を目指している人でなくても、やはり、簡単な英語くらいは使えた方がいい。
英語は「フレーズ」を覚えるのが先決
すぐに覚えられ、すぐに使える「1行フレーズ」を使って英会話を学んでいくのが『英会話ネイティブの1行フレーズ2500』(デイビッド・セイン著、青春出版社刊)だ。
日本での35年を超える英語指導の実績を生かし、AtoZ GUILDと共同で英語学習書、教材、Webコンテンツ制作を手掛けるデイビッド・セイン氏が、日常会話、海外旅行、ビジネスなどでニュアンスが正しく伝わる英語を紹介していく。また、人を誘うときのマナーや英語での雑談力など、英会話をする上で欠かせないコツ、英語の授業では決して教えてくれないポイントをコラムで解説する。
そもそもネイティブは、日常会話で長いフレーズはあまり使わず、「1行」で書けるようなフレーズを多用するという。そしてそのフレーズは、特に文法的に難しいものではなく、中学2年生くらいのレベルで理解できるものが9割。あいさつのときはこのフレーズ、街で使うフレーズはこれ、というように、1行フレーズを覚えて、使えるようにしておけば、相手にニュアンスがしっかり伝わるのだ。英語での会話力とは、ある程度暗記の問題なのだ。
では、本書ではどんなフレーズを学べるのか。1日10種類のフレーズを学習すると、1年間でコンプリートできる仕様になっている。たとえば、「道を教える」フレーズでは見開き2ページで20種類挙げている。。
「It’s difficult to explains let me take you there.」
口で説明するのは難しいのでお連れしましょう。
「It’s a stone’s throw from here.」
すぐそこですよ。(「石を投げても届く場所」という意味で、すぐ近くであることを伝える表現)
「Turn left at the first signal.」
ひとつ目の信号を左に曲がってください。
というような1行フレーズを1日10種類学習すればいいのだ。デイビッド・セイン氏のオススメの学び方は、音読すること。耳からも学ぶことで、定着度が大幅にアップするという。
また、コラムでは、人を食事に誘うときのマナー、英語での雑談力のつけ方、褒めることに慣れているアメリカ人に褒められたときに、どう返せばいいのか? など、コミュニケーションをとる上で、おさえておきたいマナーを教えてくれる。
街で外国人に声を掛けられたり、ビジネスで英語を使わなければいけないときに、困って言葉に詰まることがないよう、「1行フレーズ」でコミュニケーションをとってみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。