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だが、著者は「しなやか」な人のほうが、自分の能力や限界を正確に判断できると述べる。
「能力を伸ばすことができる」という可能性を信じていれば、現状の自分の能力を、たとえ不本意であってもありのまま受け入れられる。また、効果的な学習をするためにも、自分の能力や限界値を正確に知ろうとする。だからこそ、「しなやか」な人は、優れた自己洞察力を持っているという。
一方、「硬直」な人は、能力を固定的なものだと考える上、「欠点を直視しようとしない」「自分の優位性を証明したがる」という傾向があるため、自己洞察力にも歪みが生じてしまう。むしろ、現実を直視できない「硬直」な人のほうが夢見がちだと言えるだろう。
人間には、ビジネススキル、コミュニケーション力、運動能力、芸術的才能など、多面的な「能力」がある。成長させたい能力は人それぞれだろうが、必要なマインドセットの在り方は共通している。本書はそんな「マインドセット」を得るためのヒントを与えてくれるだろう。
(ライター/大村佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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