あなたはどんな文字を書きますか?
「字はその人の行動や性格を表す」とよくいわれるものですが、確かによく見ると、それぞれの個性が字にうつし出されています。さらに、お金持ちになる人、成功する人の文字には特徴があるといわれたら、あなたはそんな文字を知りたくありませんか。
そんな字の癖を元に、その人の性格や特徴を導き出すのが、筆跡診断というものです。日本ではあまり定着していませんが、特に欧米では定着しており、フランスでは人口5000人に一人が筆跡診断士の資格を有しているそうです(日本は330万人に1人)。
そんな筆跡診断士で、成功している経営者をクライアントに持ち、経営コンサルタントとして活躍している竹内千絵さんは著書『筆跡を変えればお金が儲かる』(自由国民社/刊)で、成功する人はどんな字を書いているのか説明しています。
●あの偉大な経営者の筆跡とは?
竹内さんいわく、成功者に共通してみられる筆跡が存在するそうです。逆に言えば、そうした存在になりたければ、書き癖を変えてみるというのもひとつの手かもしれません。では、あの偉大な経営者である松下幸之助の筆跡はどんなものだったのでしょうか。本書では「松下幸之助」という自筆署名を例にあげ、竹内さんが解説を加えています。
まず、「松」ですが、二画目にあたる「木」の縦線の部分、その頭がしっかりと長く打ちこまれています。このような字を書く人は、人よりも抜きん出たいという気持ちが強く、リーダーとしての資質があります。ただ、誰かの下で働くのは不向きかもしれません。続いて「幸」の字は、三画目の一番長い横線が左へ長く突き出ています。これはエネルギーに溢れていることを表しており、行動力を発揮する人の筆跡なのだそうです。松下幸之助は字から見てもまさにリーダーであり、成功者なのだといえます。
●あなたの字はお金持ちになる筆跡ですか?
お金持ちになるかどうかは、まず、その人の筆跡を見て、その人の現状のお金の使い方を見ればわかるのだそうです。では、筆跡からあなたのお金の使い方をみてみましょう。本書ではいくつか紹介されているので、その一部をピックアップしていきます。
○「口」を書いてみる
左上の角の接線が開いていて、左下の角の接線が閉じている人は、お金がどんどん入ってきて、それを貯蓄できるタイプだと言えます。一方、左上が開いていて、左下も開いている場合は、お金が入ってくるものの、どんどん使ってしまう浪費家タイプなのです。さらに、左上も左下も閉じている場合は、お金も入ってこないし、浪費もしない、非常に堅実的なタイプなのだとか。
○「様」を書いてみる
へん(左側)とつくり(右側)の間の空間が広い人は、人やお金が集まりやすい人だといえます。それとは逆に、へん(左側)とつくり(右側)の間の空間がほとんどなく、詰まっている場合は、お金があまり入らないかわりに、出費も少ないタイプなのだとか。
○「日」、「見」を書いてみる
例えば「日」という漢字の二つの「口」が等しくなかったり、「見」の「目」の部分の横線の間隔が等しくないといった、線と線の間の空間を非等間隔で書く人がいます。こうした筆跡を書いてしまう人は気分で動く人が多く、衝動買いがつい多くなる傾向があるのだとか。逆に感性が鋭いともいえるため、芸術家の人にこういう字を書く人が多いそうです。逆に線と線の間が等間隔な人は、計画性があり、頭で考えて動く理性的な人。お金も計画的に使うので、堅実タイプといえるでしょう。
いかがでしょうか?
紙とペンを用意して字を書いてみて、自分がどんな癖を持っているのか確認しながら、本書を読んでみると、それまで知らなかった自分の姿が見えてくるかもしれませんよ。さらに、成功者、お金持ちの書く文字を書ければ、あなたもお金持ちに近づくかもしれませんね。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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