働き方改革によって時間外労働の上限規制が適用され、さらにコロナ禍でリモートワークを取り入れる企業も増え、「残業してでもいいモノ」から「残業しないでいいモノ」の時代に変わりつつある。その結果、長時間働いても評価される時代から、成果のみが評価される時代に移り変わってきている。
そんなこれからの時代において、ビジネスパーソンが生き残っていくには2つの要素が必要だ。一つは仕事のスピードを上げること。もう一つは、心が満たされていること。つまり、心のあり方であるマインドセットが重要となる。
そう述べるのは、『人生をマネジメントする 1日を27時間にする思考法』(ぱる出版刊)の著者である石川和男氏だ。
石川氏は建設会社役員・税理士・大学講師・時間管理コンサルタント・セミナー講師と5つの仕事を掛け持ちしているという。では、どのような時間の使い方をしているのだろうか。
大事なのは「夜」よりも「朝」 朝時間を活用すべき理由
石川氏は、出社前の朝時間を活用して、さまざまな夢を実現させ、目標を達成してきたという。
何かの資格を取得したいのならば、毎朝決まった時間はその資格の勉強に集中する。それだけをやり続けることが重要であり、朝時間はひとつのことに集中することが、成功の肝だという。
では、なぜ夜ではなく、朝なのか。夜は時間が永遠にあるように思えるという落とし穴があり、やるべきことを先延ばしにしてしまいがちになってしまう。一方、朝には、出社時間という究極の期限がある。その期限が人を集中させるというのだ。
また、朝活を成功させるにはどうすればいいのか。
それには、「早起きして、その時間に何をするか?」「夢の実現や目標達成のためには、何時間必要か?」という2つのことを明確にすることが大前提となる。この2つが明確でないと、早起きしても長続きしないという。
早起きが苦手ならば、起きる時間とセットで寝る時間も決めよう。起きる時間にフォーカスするから早起きが長続きしないのであり、起きる時間を守るために寝る時間を決めて、それを守ることが重要となる。
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とくにリモートワークでは、自分の時間を自分で管理する能力と心の在り方が重要になる。本書から時短のノウハウとマインドセットの術を学んで、日々の生活に活用してみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。