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顧客の「ぼやき」から真のニーズをつかむ
そのコツは、顧客の「ぼやき」に潜む真の声を、製品の機能や品質に落とし込むところから始まる。「ぼやき」は顧客の本当のニーズなのだ。そのニーズを満たす製品開発に成功すれば、オンリーワンになる。その製品の特徴がネーミングに生かされる。つまり、「ぼやき=顧客要望の徹底した品質への反映」が、ネーミングの源であることを見逃すべきではない。
それに、流行やトレンドを日頃からつかんでおく必要がある。包行さんの時勢を読む鋭いアンテナも、ネーミングアイデアの源泉でもある。包行さんと話していると、アイデアが湧き水のように出てくる。
画期的なネーミングであれば、プレスリリースがきっかけとなり、メディアのほうから取材依頼が来ることもあるが、個別にメディアに電話をして、取材を受ければ、大きな記事になる可能性もある。
ちなみに、筑水キャニコムのスローガンは「ものづくりは演歌だ!」。NHKの特集番組に取り上げられ、大きな反響を呼んだ。
同社はこの不況下でも業績を伸ばし続け、欧米やアジアにも進出し始めている。
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