お金持ちとフツーの人の違いはどこにあるのか。
それは、“お金のルール”を知っているか知らないかにあるのではないだろうか。
収入の差、親がお金持ちだったなど、お金持ちとフツーの人で違いを比べても…というのもある。しかし、今、お金があるからといって安心はできない。一生かかっても使い切れないような巨額のお金があって、お金のルールを守らずに湯水のように使い続けたり、投資に失敗したりすると、あっという間になくなってしまう。
本書『図解 誰も教えてくれないお金の話』(うだひろえ/著、泉正人/監修、サンクチュアリ出版/刊)は、『誰も教えてくれないお金の話』(うだひろえ/著、泉正人/監修、サンクチュアリ出版/刊)を図解入りでダイジェストにした一冊。家計、会計、住宅ローン、保険、年金、資産運用、子育てに、最新ニュースと投資についてのコンテンツを加えて、見やすい大判サイズとなった。
毎月の貯金額をどう決めるか。各家庭によって様々だが、一番良くない考え方が「決めていない」というもの。つまり、「収入」と「生活費」と「貯金」の関係性をあらわす方程式が、
「収入」-「生活費」=「貯金額」
という形になっている状態だ。しかし、お金が貯まる人の方程式は、
「収入」-「貯金額」=「生活費」
となる。最初に決めた貯金額を引いた残りを生活費にすれば、お金は貯まるし、生活費に上限ができるので無駄遣いは減る。小さな違いだが、やがて大きな差を生む違いだ。
お金持ちは、自分の収入を割合で考えて支出額を決める。例えば、収入が月100万円の人は、住宅費に30万円までかけても大丈夫だが、それ以上をかけるのであれば、もっと収入を増やそうという考え方だ。
転職し、収入が格段にアップした場合、それに応じて家賃の高いマンションに住み、高級車に乗り、美味しいものを食べることは、何も問題はない。割合思考で考えて、収支のバランスがうまく取れていればいいのだ。ただし、交際費だけ異常に高くなるなど、生活費のバランスがおかしくならないように気をつけなければならない。
普段の生活費、子どもができれば教育費、夢のマイホームを手に入れれば長期に渡るローン返済……家庭を持ち、普通に生活していくだけでも、かなりのお金がかかる。保険の選び方や老後のお金はどう確保するかなど、知識がなければ後で損をしたり、困ったりすることもある。
お金のことで悩む前に、お金のルールを知ること。お金の知恵をつけることが大事なのだ。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。