コミュニケーションにおいて、いつも相手と“本音を言い合える関係”を築けるとは限りません。人の言葉には嘘も建前も混じっているため、相手の本心がわからずやきもきすることもしばしば。
そんな時は、こちらからちょっとした働きかけをすることで相手の思わぬ本音を知ることができます。
今回は『一瞬で相手の心を読み、自在に誘導する方法』(内藤諠人/著、日本実業出版社/刊)から、その方法を紹介します。
思わず本音を言ってしまう質問
相手の本音を聞き出したいなら、相手個人として答えるような形ではなく、より一般化させた質問を向けてみるといいでしょう。
たとえば、彼氏に向かって「あなたは正直者?」と聞いたところで、本当はどうであれ「僕はうそつきだよ」と答える人はほとんどいないでしょう。
彼の本性を知りたかったら「たいていの人は正直者だと思う?」と、より一般化させて聞く方がベターです。
実はこれはカウンセラーがよく使うテクニック。
真正面から質問をぶつけても、相手が本心を話すとは限りません。そんな時は一般的な聞き方をすると、つい気を許して本音を紛れ込ませた回答をしがちなのだそうです。
相手が脈アリかどうか確かめる方法
別れた恋人とヨリを戻したいけど、向こうはどう思っているかわからない…。
こんな時に有効なのが、「空メール」です。
相手が少しでもあなたを気にかけているのなら、その空メールが気になって仕方ありません。
「今空メールが来たんだけど、どうかした?」などと、必ず返信があるはずです。
反対に、返信がなかったら…この先は言わなくてもわかりますよね。
本音が出やすいのは「座っている時」
人がうっかり本音を漏らしてしまうのは「立っている時」と「座っている時」どちらでしょうか。立ち話の方がポロッと本音を漏らしてしまいそうですが、実は「座っている時」なのです。
人は座った状態だと気が緩み、立っていると緊張します。つまり、相手に座ってもらい、寛いでもらった方が、本音が出やすいのです。
ちなみに、さらに本音を引き出したいなら、寝そべらせて、完全に寛いでもらった方がいいようです。仕事の同僚には使えない方法かもしれませんが、恋人ならできるかもしれませんね。
正面からぶつかってもなかなか引き出せない「本音」ですが、ちょっとした工夫をするだけで驚くほど簡単に人は本音をしゃべってしまいます。
本書にはそのためのテクニックや知識を広く扱っているので、ぜひ対人関係に役立ててみてください。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。