・大変申し訳ございいません自宅の水漏れを修理するため、全休休みます。
・何かあれば後で対応ます。
・申し訳ございいません。よろしくおねがいしまう
「後で対応ます」「おねがいしまう」と、若干脱字してるあたりが、本当に焦っているようでイイ感じだ。早速、「原稿執筆のため」と事情を伝えずに、上司に送ってみることにした。以下が、その返信である。
『ミヤザキさん。大丈夫ですか?
水のトラブルって大変ですよね。
業者に頼みましたか?
いまどんな状況でしょうか?』
まんまと言い訳が成功してしまい、ちょっと罪悪感が……。ただ、やっかいなのは上司が具体的な状況を聞いてきたこと。本当に「水のトラブル」である場合はいいが、私のように嘘をついて休もうとしている不届き者にとっては、後からボロが出てきてしまう危険性が高すぎる。思わず「やっぱり直りました」と再度メールして、おずおずと出社したことは言うまでもない。
ということで、翌日はもっとボンヤリしたメールにしてみることにした。今回、選んだ項目は「大人の事情→人生に疲弊→代理で対応してもらう→かなり低姿勢に」だ。
『メールで失礼致します。
急なご連絡で大変恐縮ではございますが、人生に疲れきってしまったため、本日はお休みを取らせて頂きたいと存じます。
仕事で急用等ございましたら、お手数ですが代わりに対応いただけますと助かります。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。』
本当に休みたがっていることは十分に伝わる内容だが、十分に伝わりすぎて社会復帰ができなくなるような危惧を抱いてしまった……。さすがにこの内容のメールを上司に送る勇気はなく、この日もおずおずと出社するハメとなった。結局は、「本当の理由」がある時にのみ上司に送るメールのテンプレートとして使うのが正解ということだろうか。「病気」「ケガ」などの項目は頻繁に起こりえるトラブルなので、メールを作るのが面倒な時には重宝しそうだ。
次は、同じ会社が提供している「ドタキャンの言い訳」(http://itunes.apple.com/jp/app/dotakyanno-yani-yi-she-hui/id509910773?mt=8)を使ってみた。彼女がいない寂しい一人暮らし(しかもバツイチ!)な私だが、もし(万が一)、彼女ができた場合は役立ちそうである。