「思い立ったが吉日」という言葉があるが、すぐに行動できないという人は少なくない。結果を出すには、まずは本気で行動することが必要だ。では、行動を起こす習慣を身に着けるにはどうすればいいのだろうか?
『「ズバ抜けた結果」を出す人の行動習慣』(坂本幸蔵/著、日本実業出版/刊)では、「一生モノの突破力」が身につく45の行動習慣を紹介。著者の坂本氏は、サイバーエージェントで“史上初”の実績を連発後に起業。急成長中のITベンチャーを牽引する「やったります男」として知られている。
すぐに行動しない理由として、多くの人が「スキル不足」を口にする。行動するには経験が不足していて「まだ早い」と考えてしまうということだ。これらの言葉が口癖になってしまっている人もいるだろう。坂本氏は、この「まだ」という言葉が嫌いだという。では、いつになったら「早くない」と思えるようになるのか。この「まだ」という言葉は、始める前から行動を否定していると坂本氏は語る。
「まだ早い」という言葉が出てくる場面は、大きな目標に挑戦するチャンスでもある。自分の仕事のやり方を変化させるよい機会でもある。まだ早いと思うような高い目標を掲げて、仕事のやり方をゼロから見直すことによってプロセスチェンジが起こり、成果も劇的に伸びていくという。
同じようなものに「仕方がない」という言葉がある。この言葉も坂本氏は不要だという。仕方がないという言葉は、やり方を探すことへの諦めを前提にしているからだ。
さらに、「いつか」という言葉も必要ないと坂本氏。「いつか」では、期日を切ったことにはならない。期日を切らなければ、相手は動きにくくなってしまう。課題解決の宿題を預かったときに「何月何日何時何分までに提出します」と分単位まで期日を伝えれば、お客さまは時間をコントロールしやすい状況に置かれる。
できる自信がない、正解がない、確信がないとき、どうしても曖昧にしたいと考えてしまう。でも、曖昧にすることは、できなかった場合の言い訳づくりに他ならない。期日を守り、それに間に合わせるように行動する。そのとき、仮にできなかったとしても「ごめんなさい」でいい。できなかったという事実を問題にするより、できなかった原因を追及すればいいと考えるからだと坂本氏は語る。
何かと理由をつけて行動することを後回しにしてしまう。そんな人は本書を参考に、まずは行動してみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。