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着々と進んでいたソニー、ボーダフォンの買収話

ライブドア元幹部が語る、粉飾に仕立てられた(?)“事件”

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「堀江貴文の早期仮釈放支援の会HP」より
【前編はこちら】
『ライブドア元幹部が語る、ホリエモン仮釈放支援に取り組むワケ』

 2006年1月、有価証券報告書虚偽記載の疑いなどで、六本木ヒルズのライブドア本社に東京地検特捜部が家宅捜索に踏み込んだ。世にいう「ライブドア事件」である。同社社長のホリエモンこと堀江貴文氏らは、証券取引法(現・金融商品取引法)違反で逮捕、起訴され、時代の寵児は、一転してバッシングの的に転落した。11年4月、最高裁は堀江氏の上告を棄却し、懲役2年6カ月の実刑が確定、現在は長野刑務所で服役中だ。

 近鉄バッファローズやニッポン放送買収、そして上記の事件など、絶えず日本中に話題を振りまき、加熱するメディア報道の渦中にい続けたライブドア。そんな同社の取締役として、経営の中枢に身を置き、堀江氏も厚い信頼を寄せていたのが、熊谷史人氏である。

 熊谷氏は現在、「堀江貴文の早期仮釈放支援の会」(以下、支援の会)発起人として、署名募集活動など積極的に活動を行っている。そんな熊谷氏に、前回に引き続き、

 「誤って報じられたライブドア事件、裁判の深層」
 「堅実だったライブドアの経営」
 「着々と進んでいたソニー、ボーダフォンの買収話」

について聞いた。

――熊谷さんは、「支援の会」を通じて、堀江さんの仮釈放を求める活動なさっていますが、逮捕後、マスコミでは「堀江さんだけが特捜部と戦っていて、熊谷さんを含め残りの幹部は検察の描いたストーリーを認めている」と報じられていましたね。

熊谷史人氏
熊谷史人氏(以下、熊谷) それは事実を伝えていません。ああいう事件に至り株主に損害を与えたこと、そして有罪判決を受けたことは真摯に反省していますが、事件についてはいまだに誤解があると思っています。

 起訴事実のうち、いわゆる粉飾(2004年9月期の有価証券報告書の虚偽記載)とされたことは2つあります。「ファンド(投資事業組合)からの収益の会計処理」と「(取引先からの)売上の付け替え」です。検察の描いたストーリーは、これにより「約3億円の赤字を約50億円の黒字に見せかけた」というものですが、私はファンドにはタッチしていなかったので、検察での取り調べでも「全然知りませんよ」と言いました。ただ、売上の付け替えのほうは「違法性の認識はなかったにせよ、関与してました」と。

 ファンドのほうは、堀江さんも知らなかったと思います。ただ、売上の付け替えのほうは「全く知らない」というのは無責任な発言じゃないかと当時は思いましたね。なぜなら、付け替えの舞台が堀江さん直下の事業部だったからです。彼は毎月売上の確認をします。期末の売上が予算に対し1〜2億円足りないとき、「どうにか2億持ってきました」という話が部下から上がってきたら、「どこから持ってきたのか」を認識すべきだし、まったく知らないなら職務怠慢だと。ただ、違法性の認識はなかったという供述では、全被告が一致しています。

――「違法性の認識」が、事件のポイントだったと。

熊谷 一つはそうですね。上場会社では、会社内で経理処理をまとめ、それを会計のプロである公認会計士にチェックしてもらう。それを公認会計士が正しいと言えば正しいんだ、と考える。そのための会計士ですから。「専門家が合法だと評価したことを、なぜ素人のわれわれが違法だと思えるのか?」という話です。

 ファンドからの収益の部分は、架空の利益ではなく、ライブドアグループにお金が入ったことは間違いない。その収入を「会計上どこに分類するか」という問題です。

――そのことが、検察の言うほど悪質なのかは意見が分かれるでしょうが、自社株の売却益が還流したものを「売上」にすることに違和感はなかったんでしょうか?

『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』


ホリエモンも「ついていきたい」と思われるリーダーだった

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