だるい、痛い、重い、しびれる…、慢性的な肩こりや腰痛は、早いうちになんとかしたいものです。
肩こりも腰痛も、原因はほとんどの場合、周辺の筋肉が固まってしまっていること。つまり、これをゆるめてあげれば、症状は改善されます。
ところで、こういった体の痛みに対して、多くの人はマッサージやストレッチで改善を図りますが、揉んだり叩いたり伸ばしたりといった処置は、反発によって筋肉をより固めてしまう可能性があります。つまり、両者とも「慢性的に固くなった筋肉をゆるめる」という点では有効ではないのです。
『「体の痛み」の9割は自分で治せる たった90秒!超簡単セルフ整体術』(鮎川史園/著、PHP研究所/刊)は、固まった筋肉をゆるめることで、肩こりや腰痛などの体の痛みを、自分の手で根本から治す方法を紹介しています。
自分で自分の筋肉をゆるめるには、どうすればいいのでしょうか。
1.固くなった筋肉を探す
肩や腰など、気になる場所を手で押さえてみると、固いと感じたり、違和感がある筋肉が見つかるはずです。人によっては痛い、気持ちいいと感じることもあります。まずはその筋肉を探しあてます。
ただ、お腹側の筋肉が固まっていることが腰痛の原因になることもあり、筋肉が固くなっている場所が、必ずしも「痛い場所」と同じとは限らないので、注意が必要です。
2.押さえる力はそのままで、痛み(違和感)が消える姿勢を探す
固くなっている筋肉を見つけたら、その箇所を押さえたまま、痛みや違和感が消える姿勢を探します。
固くなった筋肉を「たるませる」イメージで、力を抜いて行いましょう。
3.リラックスした状態で姿勢をキープ
その姿勢を90秒間キープします。
固くなった筋肉を押さえていた手は離して、姿勢をキープするのを支えるために使います。
4.90秒経ったらゆっくりと戻す
90秒経ったら、リラックスしたまま元の位置に戻します。筋肉は、ゆるめた後に急激な負荷をかけると、また固まりやすくなるので、手を添えるなどしてゆっくりと戻すことがポイントです。
5.筋肉がゆるんだことを確認する
先ほど気になっていた場所を押さえ、痛みや違和感が取れているかを確かめます。
自分の筋肉と対話しながらやるイメージを持つといいでしょう。
今回紹介した方法は「セルフ整体術」において、体のどの部位に対しても共通するプロセスです。
部位別のやり方は本書に詳述されていますので、慢性的な身体の痛みに悩まされている方は一度試してみる価値がありそうです。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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