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au WALLET、既存の電子マネーとの違いは?アナログとデジタルの融合で便利さ実現

文=一条真人/ITライター
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au WALLET、既存の電子マネーとの違いは?アナログとデジタルの融合で便利さ実現の画像1「グッバイ、おサイフ!」がコンセプトの「au WALLET」
 KDDI(au)が「au WALLET」という新サービスを5月21日から開始した。auの携帯電話端末やインターネットサービス・「auひかり」などを契約しているauユーザー限定のサービスだ。

 田中孝司社長が「auウォレットは新しい電子マネーカード、WOW(ワオ)な商品だと思っている」と語るなど、auとして力を入れている新事業だ。

 すでに日本国内の携帯電話で使える電子マネーとして、「おサイフケータイ」「楽天Edy」などが広く普及している。特におサイフケータイを鉄道やバスに乗る際に利用している人にとっては、手放せないものになっているだろう。

●ハイブリッドで大きく発展の可能性も

 さて、これらの電子マネーに対して、au WALLETはアナログとデジタルな両面を持ち合わせたハイブリッドなサービスだ。

 au WALLETを利用するには、「au WALLETカード」が必要だが、これはクレジット会社・MasterCardが発行するプリペイドカードで、あらかじめチャージした金額内でクレジットカードのように買い物ができるものだ。また、auが従来から提供している「WebMoney」サービスにも対応しているが、これもプリペイドだ。

 チャージできる金額は2万5000円が上限で、あまり高額な買い物はできないが、服を買う程度の日常的な用途には利用できる。チャージは月々のスマホ利用料と合算できる「auかんたん決済」のサービスを使うこともでき、手間がかからない。ほかにも、じぶん銀行やクレジットカード、auショップ店頭でチャージすることが可能。

au WALLET、既存の電子マネーとの違いは?アナログとデジタルの融合で便利さ実現の画像2チャージ方法もいろいろ

 このau WALLETの特徴はポイントシステムにある。買い物200円ごとに1ポイントがたまり、携帯や固定回線の使用料もポイントとなる。また、auかんたん決済を利用したショッピングでも、100円ごとに1ポイントがたまる。そして、これらのポイントや残額はスマホアプリで確認できる。

 買い物によってポイントがたまる制度は、各種クレジットカードですでに採用されているが、au WALLETはクレジットカードと異なり発行審査なしで利用できる点に利便性がある。また、プリペイドシステムなので、使いすぎる心配がない。しかも、カードはMasterCardとして世界中で利用できる。

 プラスチックカードと電子マネーのハイブリッドともいえるサービスだが、おサイフケータイとも利用シーンが重ならないため共存可能で、大きく発展していける可能性がある。
(文=一条真人/ITライター)

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