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サントリー“ノンアルソーダ”、なぜあえてノンアルを表記?普通のソーダとどこが違う?

文=はたけあゆみ/フリーライター
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ノンアルコールがもたらすくつろぎとは?

 仕事が終わった後などに、お酒を飲んで「ホッと一息」という人は多いだろう。その、お酒が与えてくれるくつろぎ感を大切にしているのも、フォレスティの特徴だ。

 フォレスティには、深みのあるくつろぎの味わいを実現するために、山梨県の白州の森で採取・抽出した「森の香り成分(アルファピネン、ミルセン)」が加えられている。

 これらは、森林浴などで得られる化学物質・フィトンチッドにも関係する成分だ。実際、フォレスティを飲んでみると、はじける炭酸の泡の中からさわやかな森の香りが立ち上ぼるような感覚がある。

「発売後、お客様からは『森の香りがして、安らげる』『お酒の風味というだけあって、甘くなくておいしい』といった、香味への評価を多くいただいています」(サントリー広報部)というように、ノンアルコールソーダだからこそ実現できた、お酒に代わるくつろぎ効果が好評を得ているようだ。

 発売と同時に「アルコール0.00%」の表記が話題になったフォレスティだが、取材を通じてノンアルコール飲料に対するニーズの変化と、それを求めるシーンの拡大が商品開発に結びついていることがわかった。

 成熟した現代社会では、食べ物や飲み物に対して、おいしさと同時に「健康にいい」などの“機能”も注目されるようになっている。それは、身体だけでなく心に対しても同じだ。「飲めない」だけでなく「くつろぎたい」というシーンも視野に入れて開発されたフォレスティは、現代社会が生み出した新たな商品なのかもしれない。
(文=はたけあゆみ/フリーライター)

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