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安達裕哉「仕事ができるやつになる最短の道」

救いようもないダメ社員が、なぜたった数年で仕事のデキる社員になれたのか?

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「Thinkstock」より

 ある会社の新入社員は、実はもともと志望していた会社に入れず、希望していた業界でもなかったため、入社当初は落ち込んでいた。だが彼は思い直し、「仕事があるだけ良かった」と気持ちを切り替えて、入社できた会社でがんばることにした。

 最初、彼はほかの社員に挨拶ができず、先輩に叱られた。そこで「挨拶だけでもがんばろう」と、挨拶してみると、皆が挨拶を返してくれた。人間関係が少し良くなったように感じた。

「電話番は新人の仕事」と命じられていたが、最初の1週間は会社にかかってくる電話を取れず、先輩に叱られた。そこで彼は電話応対の方法を教えてもらい、積極的に電話を取るようにした。慣れてくると、電話は恐くなくなった。

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『仕事ができるやつになる最短の道』(安達裕哉/日本実業出版社)
 最初の半月、彼は日報を書くのがへただった。日報だけではなく、そもそも文章を書くことが苦手だった。そこで彼は上司に頼み、日報について毎日感想をもらうようにして、次の日から改善するようにした。その結果、彼は日報を書くのに苦労しなくなり、文章力も少しずつ向上した。

 最初の1カ月、彼はエクセルが苦手だった。依頼された資料をつくるのに、ほかの人に比べてかなりの時間がかかっていた。「お前は仕事が遅い」と先輩に言われ、悔しくなった彼は先輩に頼み、積極的にエクセルの仕事を引き受けるようにした。大事な仕事は渡してもらえなかったが、雑用的な仕事を多く引き受け、エクセルを覚えるために参考書を買い、わからないところは自分で調べた。いつの間にか彼はエクセルが得意になっていた。

 最初の3カ月、彼は仕事をよく忘れ、先輩にこっぴどく何度も叱られた。「仕事の指示を受けるときにはメモをとるように」と指示されたので、彼は手帳を買って積極的にメモをとるようにした。それ以来、彼は仕事を忘れなくなった。

 最初の半年、彼はよく頼まれた仕事の納期に遅延した。仕事を依頼されたとき、納期を確認していなかったのだ。先輩にたびたび叱られた。そこで、先輩がちょっとした頼みごとをしてきたときも必ず、「いつまでにやればいいですか?」と聞くようにした。時には、自分から「1週間後でいいですか?」と期限を聞くようになった。