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子供への教育費がバカ高い!大学まで全部私立だと4千万円、全部公立でも8百万

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「Thinkstock」より
 最近、厳しい取り立てや返還訴訟の多さが話題になることの多い奨学金制度。この根底には、そもそも日本の学費が高すぎるという問題がある。


 子供のためにも、教育費は親が負担するのが望ましいが、長引く不況の中では、それも簡単ではない。住居費とともに、生涯で最も負担の大きい「教育費」の現状と対策を、ファイナンシャルプランナーの秋口千佳氏に聞いた。

教育への公的支出が最下位の日本


 ニュースなどで、大学の合格発表に歓喜する受験生の姿を見ると、なんとも晴れ晴れしい気持ちになる。しかし、その裏側には、高額な学費の支払いに戦々恐々とする親たちの存在を忘れてはいけない。

 大学の受験費用だけで平均約32万円かかり、さらに世界でもトップクラスといわれる高額の授業料の支払いが待っているのだ。

「日本の学費は、諸外国に比べて高額です。北欧には教育費がほとんどかからない国もあり、ドイツやフランスもかなり低い。ただし、そういった国は代わりに税金が高い傾向にあります。教育費を個人が出すのか、税金として徴収して交付されるのか、という違いです」(秋口氏)

 とはいえ、日本の国民もそれなりの額の税金を納めているはずだ。しかし、日本は教育への公的支出が著しく少なく、経済協力開発機構(OECD)に加盟する34カ国の中で、高等教育に対する公的支出の割合はワースト2位だ。国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合に至っては、最下位である。

 国からの援助がほとんど期待できない中で、親たちは教育費を自力で「捻出」しなくてはならないのだ。

大学医学部なら総額4100万円以上かかる


 公立校に進めば、比較的学費を安く抑えることができる。そこで、すべて公立校に進学したケースの平均的な学費をシミュレーションしてみよう。

 まず、幼稚園に3年間通うと約66万円かかり、小学校(6年間)で約182万円、中学校(3年間)約138万円、高校(3年間)約118万円。そして、国公立大学に進学すると4年間で約246万円となり、総額は合計約750万円になる。

 しかし、これを実現するには、成績が優秀であることはもちろん、定員の枠に入るための運も必要になるため、難易度は高いのが現状だ。それでは、私立、その中でも最も学費がかかるといわれる大学の医学部に進んだ場合をシミュレーションしてみよう。