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障がい者と健常者の「壁」解消へ、全国知事が団結…東京五輪の裏にもう一つの五輪

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「Thinkstock」より
 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動を推進する知事連盟の設立総会が30日、都内で開かれた。文化行政に熱心に取り組んでいる鳥取県の平井伸治知事が発起人となって呼びかけたもので、東京、長野、三重、滋賀、岡山、宮崎の各県の知事や副知事が参加した。


 知事連盟の正式名称は「2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた障がい者の芸術文化活動推進知事連盟」。五輪開催にあわせて「文化オリンピック」が毎回開催されているが、あまり知られておらず、メディア報道でも手薄になっている。

 しかし、近代オリンピックはスポーツの祭典であると同時に文化の祭典でもあると位置づけられており、オリンピック組織委員会は複数の文化プログラムを計画し、国際オリンピック委員会(IOC)に提出して承認を得ることになっている。

 文化プログラムをめぐっては、これまで「国の代表」や「国会議員の代表」「障がい者団体の代表」などの組織がすでに設立されている。今年夏のブラジル・リオ五輪が終わると、日本でも本格的に各地でイベントが行われる予定になっており、各地の都道府県が主導して行うため、今回知事連盟が結成された。

 発起人となった鳥取県の平井知事は「健常者と障がい者の間に壁はない。乗り越えないといけないのは私たちの社会だ」と述べ、今後4年間、障がい者の芸術文化の祭典に連携を強めてゆく決意を示した。そして当初の13都県でスタートするが、最終的に全国47都道府県に広げていく意向も示した。
(文=編集部)