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LINE、月額5百円スマホ開始か…無料で通話もチャットも、海外では他社に侵食され苦戦

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間もなく5年を迎えるLINEは、事業戦略発表イベントを実施して多くの新戦略を打ち出している
 LINEは3月24日に事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を開き、LINE Payがオフラインで使える「LINE Payカード」や、MVNO(仮想移動体通信事業者)事業への参入など大きな発表をいくつかしているが、これらの施策からは国内で支配力を高める一方、海外での拡大が思うように進んでいないLINEの現状が見えてくる。


LINEプラットフォームの拡大に向けた新戦略


 サービス開始から間もなく5年を迎えるLINEは、スマートフォン向けのメッセンジャーアプリとして日本では事実上の標準の座を獲得したことから、最近ではLINEを起点としたプラットフォーム戦略を強化している。これまでにもゲームやニュース、O2Oなどさまざまな分野で成果を挙げてきたLINEのプラットフォーム事業だが、LINEは3月24日に事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を開催し、プラットフォーム事業に関する新しい戦略を打ち出している。

 このイベントのなかで発表された新戦略は多岐にわたり、ライトなところでいうならば、新しいキャラクターとして、人気の「ブラウン」の妹である「チョコ」が登場したことなどが挙げられる。だがLINEの今後の動向を占う上で、注目すべきポイントは大きく3つあると考えられる。

 ひとつは、LINEプラットフォームのオープン化である。LINEはこれまで、プラットフォームのオープン化には慎重な姿勢を示しており、スポンサードスタンプなどが利用できる公式アカウントの利用に関しても、高額な料金を課していたことから実質的に大企業しか利用することができなかった。

 だが今回LINEは、従来高額な利用料が必要だった機能の多くを、中小企業でも利用できる安価な価格で提供することを発表。プラットフォーム利用のハードルを大きく下げ、多くの企業に利用しやすい仕組みを提供するとしている。

 なかでも注目されるのは「Official Web App」である。これは、WebサービスとLINEを連携させ、LINEのなかで、LINEのアカウントを活用したWebサービスを提供できる仕組み。「LINE バイト」などのように、日常的に利用しているLINEのアプリ内でサービスの利用がすべて完結することは、集客面でもユーザーの利便性を考える上でも非常に大きなメリットがあるし、LINEにとってもサービスの囲い込みができるメリットがある。それだけに、LINEがOfficial Web Appを提供したことの意味は大きい。