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スタバのアイスコーヒー、中身の約4割が氷!マックのコーヒーで火傷で7千万円の賠償金!

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スターバックスのドリップコーヒー(撮影=編集部)
 スターバックスのアイスコーヒーなどは、氷の量が多すぎる――。


 先日、このような理由でアメリカ・シカゴの女性がスタバを相手に訴訟を起こしたことが報じられ、大きな話題となった。

 この女性は、スタバの冷たい飲み物について、カップの容量でサイズを表示しているが、実際に提供される分量は表示より少なく、それが「顧客を欺く行為」として、500万ドル(約5億3000万円)の損害賠償を求めているという。

 女性の主張によると、特大の「ベンティ」サイズの場合、24オンス(約710ミリリットル)だが、実際に客が受け取る飲み物は14オンス(約414ミリリットル)で残りは氷だという。

 報道によると、スタバ側は原告の主張を認識しており、「冷たい飲み物に氷が不可欠な要素だということは顧客も理解している。出来上がりに満足していただけない場合は喜んでつくり直す」とコメントしている。

 これはアメリカで起きた訴訟であり、一概に言うことはできないが、仮にこのような訴訟が日本で起きた場合、判決の行方はどうなるのか。また、飲食店がドリンクの中身を実質的に少なく提供していることについて、問題点はないのだろうか。

 弁護士法人ALG&Associates執行役・弁護士の山岸純氏は、以下のように語る。

マクドナルドは「コーヒーで客がやけど」で64万ドルの賠償支払い


「こういう裁判がアメリカで起きると、『また、アメリカでおバカな裁判が始まった』と考える方が多いようですが、実はそうでもないのが、アメリカという国の裁判の実情です。

 こういったニュースで思い出されるのが、『マクドナルド・コーヒー裁判事件』です。これは、アメリカのマクドナルドのドライブスルーでコーヒーを買った客が自分の膝にコーヒーをこぼし、『やけどを負った』として、マクドナルドに対して損害賠償を求めたという裁判で、合計64万ドル(現在のレートで約6960万円)の賠償金の支払いが命じられたとされています。

 この裁判では、最終的に、やけどの治療費や介護費用、後遺症の慰謝料などとして16万ドル、『懲罰的賠償』として48万ドルが認められたわけですが、この懲罰的賠償というのが、アメリカの裁判における“クセモノ”です。

 懲罰的賠償とは、裁判で、交通事故などの不法行為を原因とする損害賠償の額を議論する際、加害者の行為が特に非難すべきであるという場合に、『実損』の賠償金以外に『制裁』の意味の賠償金を支払わせ、将来的に同じような行為を起こさないようにすることを目的として支払いを命じるものです。

『マクドナルド・コーヒー裁判事件』では、マクドナルドが『コーヒーが熱すぎる』という苦情が数百件もあったにもかかわらず、裁判では『年間の売り上げからすれば、この苦情はゼロに等しい』などとうそぶいたり、苦情を真摯に受け止めてコーヒーカップに『熱いです』といった注意書きをしなかったことなどが『大企業のおごり』ととらえられて制裁を科された、というのが真相のようです。

 今回のスターバックスの裁判での500万ドルという金額が懲罰的賠償の請求分も含んでいるものなのかどうかはわかりませんが、同じような考えなのかもしれません」(山岸氏)