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ソフトバンク、ブチ切れ内紛劇か…報酬2百億・後継者に疑惑噴出で米当局が調査!

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ニケシュ・アローラ氏(左)と孫正義氏(ロイター/アフロ)

 ソフトバンクグループ(G)で起きた内紛劇。孫正義社長と、後継者とされていたニケシュ・アローラ前副社長の間に何があったのだろうか。これについては、3つの説がある。

 1つ目は、アローラ氏が「今年中に社長にしてほしい」と要求し、これに対して孫氏は当初「もう少し待って」と答えたが、後から「あと5~10年はやる」と宣言したため、アローラ氏が切れたというものだ。

 2つ目は、アローラ氏が「コストカッター」の面目を躍如し、不採算事業をバッサバッサと切り始めたが、その中には孫氏が存続を希望しているものが含まれており、二人の間に亀裂が走ったというものだ。最も揉めたのは、「Yahoo!JAPAN」だといわれている。アローラ氏は「ヤフーは米国では全然だめだ。日本だけのビジネスに将来性はない」と主張し、Yahoo!JAPANを運営するヤフーの宮坂学社長のクビを切ろうとした。これに孫氏が激怒したといわれている。

 6月20日に開催されたヤフーの株主総会をアローラ氏は欠席している。同氏はヤフーの会長に再任されたが、1日で辞表を叩きつけた。

 3つ目は、次のような流れだ。アローラ氏は数百億円単位でソフトバンクG株を保有していると伝えられていた。自分で買ったことになっているが、孫氏に持たされたという説もある。2015年6月にソフトバンクG代表取締役副社長就任直後に「個人でソフトバンクG株、600億円分を買い付ける」と発表、大きく報道された。

 しかし、株価は買った時の半値まで下落。含み損が膨らみ、これ以上抱え切れない。アローラ氏は「売却させてくれ」と言い出した。副社長をしていては持ち株を売れないので、退任を希望し、退任発表と同時に、孫社長がアローラ氏の持ち株を引き取ったとの情報が流れたが、未確認である。

アローラ氏辞任の予兆はあった

 ヤフーの株主総会は他社よりひと足早かった。米ヤフーのインターネット事業を買収する可能性に関する質問が出たが、宮坂氏は「現時点では決定事項はない」と微妙な受け答えをしていた。「米ヤフーは最も重要なパートナー。(経営の)アドバイスも頂いている」とも語っていたが、これは建て前だ。ヤフーにはソフトバンクGが43%、米ヤフーが35%出資しており、米ヤフーは2人の社外取締役をヤフーに派遣している。ヤフーは本家とは好対照で絶好調の業績を続けており、16年3月期の連結営業利益は前期比14%増の2249億円で、19期連続で増収増益を達成した。