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有馬賢治「今さら聞けないマーケティング 基礎の基礎講座」

アマゾン・プライムが「異常に充実し過ぎ」の理由…配達に潜む多くの課題

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Amazon HP」より

「日本企業には優れた技術があるが、マーケティングのノウハウがないために海外企業に負けてしまう」という解説がよく聞かれ、書店にはマーケティングに関する書籍があふれている。前回の本連載は、商品が売り場に並ぶ仕組みを紹介したが、今回はその商品が売り場に並べられるまでの流通経路、さらにはそのなかでも利用者が拡大しているEC事業の今後について立教大学経営学部教授の有馬賢治氏に解説してもらった。

EC時代でも変わらない流通チャネル


――製造されてからどのような過程を経て、商品が売り場にたどり着くのでしょうか。

有馬賢治氏(以下、有馬) 当然のことながら、商品は生産者から消費者に向かって自動的に流れていくわけではなく、流通チャネルを通じて売り場に届きます。それはアマゾンなどのEC(Eelectronic Commerce:電子商取引)業者が拡大する現代でも、基本は変わりません。

――流通チャネルとは?

有馬 流通チャネルとは、商品がメーカーや小売業者から消費者に届く経路のことをいいます。そして、その流通チャネルを構成するのが「生産者」「卸売業者」「小売業者」「消費者」の4つの要素です。主な流通経路としては、以下のものがあります。

(1)「生産者」→「卸売業者」→「小売業者」→「消費者」(一般的な小売店)
(2)「生産者」→「小売業者」→「消費者」(コンビニやスーパーなど大手小売業がメーカーから直接仕入れる場合)
※コストコや業務スーパーなどは「生産者」→「卸売業者」→「消費者」
(3)「生産者」→「消費者」(セシールなどに代表される通信販売)

 そのほか、フリーマーケットやフリマアプリの「メルカリ」のように、「消費者」→「消費者」というケースもありますが、基本的な流通経路はこの3つです。

競争激化で試される付加価値


――近年、拡大するECはどれにあたるのでしょうか。

有馬 アマゾンの多くは(2)のパターンですが、楽天の場合は出店店舗によって3つが混在していますね。

――ちなみにECの物流というと、アマゾンの配送を担うヤマト運輸からの値上げ要請などもありました。(2)の経路が問題なのですか。

アマゾン・プライムが「異常に充実し過ぎ」の理由…配達に潜む多くの課題のページです。ビジネスジャーナルは、連載、アマゾン・プライムフリマアプリメルカリの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!