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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

牛白血病が急増…食肉用牛豚の有病率の高さが報じられない理由

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
牛白血病が急増…食肉用牛豚の有病率の高さが報じられない理由の画像1「Thinkstock」より

 昨年12月22日に上梓した『じつは体に悪い19の食習慣・改訂版』(ワニブックス)は、おかげさまで好調に売れ行きを伸ばし、すぐに重版となりました。三刷りも時間の問題と思われます。おそらく、この連載をお読みくださっている方々の中にも、すでにお買い求めくださり、お読みくださった方がいらっしゃることと思います。誌上をお借りいたしまして、御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 売れたとはいっても、村上春樹氏やカズオイシグロ氏とは比ぶるべくもない数ですが、それでも著者としては、重版がかかるのは、ある意味、自分の主張がある程度認められたといえるわけで、本当にありがたいことなのです。欲をいえば、村上氏やイシグロ氏の著作のように売れ、世界中の人々に読んでいただけるのが一番ですが、そうはいきません。

牛白血病が急増…食肉用牛豚の有病率の高さが報じられない理由の画像2

 それは、筆者の著作物は最初から広く普く、受け入れられることを狙って書いてはいないからです。理解できる人が理解してくださればいい、理解できない人にいくら熱意を込めて語っても無駄、という思いで書いています。したがって、拙著をお買い求めいただき、お読みになって支持してくださる少数派の代表のような方々には、格別の感謝をしております。

 数年前に書いた本を改訂版として上梓するのは、書下ろしとはまた別の勇気がいるのですが、あえてそれに踏み切ったのにはワケがあります。まず、この本を読み返してみて思うのは、その内容が少しも古びていないということです。逆に、今こそ読んでいただきたい、そして書かれていることを実践していただきたいと思っています。それは、本書には、私たちの悪しき食習慣に関して、的を射たことが書かれていると考えるからです。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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