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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

風邪時の危ない風呂の入り方…私が孫にワクチン接種させない理由

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
風邪時の危ない風呂の入り方…私が孫にワクチン接種させない理由の画像1「Thinkstock」より

 今年の冬は、寒暖の差がいつもの年より激しいようです。世界中、至る所で同じようなことが起こっています。ロシアでは、摂氏マイナス65度を記録したと報じられており、想像を絶する事態です。日本でも日々の温度差が激しく、体調を維持するのがなかなか大変です。

 インフルエンザも猛威をふるっており、国立感染症研究所の集計では、年明け早々の1月1日から7日までの1週間の患者数が約124万人に達し、流行はさらに拡大しているようです。厚生労働省は1月下旬から2月にかけてピークを迎えるとみており、各方面に注意を呼び掛けています。

風邪時の危ない風呂の入り方…私が孫にワクチン接種させない理由の画像2

 予防のためにできることは、外出から帰ったら手を洗う、うがいをする。あとは、効果のほどは疑わしいとはいえ、出かける時はマスクをすることくらいでしょうか。

 多くの方が間違えているのは、風邪(インフルエンザも含む)のひきはじめに、ぬるめのお風呂にゆっくり入るというものです。これは厳禁です。これをしてしまうと、必ずといっていいほど呼吸器を壊します。それは即、風邪を悪化させ、場合によってはほかの病気を招くことになってしまうので、やめたほうがいいでしょう。「風邪かな」と思ったら、お風呂に入るより足湯をしたほうがよいのです。ゆっくり、ちびちびと水を飲みながら――。具体的な足湯の手順は以下のとおりです。

(1)できるだけ大きな洗面器かバケツなどに、42度くらいのお湯を入れる。器が大きいほど、湯温が下がりにくいためです。
(2)くるぶしの上まで、しっかり足をつける。好きなアロマオイルがあったら、お湯に加えてもよい。
(3)ゆったりした気持ちで12分程度、足をつけたら終了。途中でお湯が冷めてきたら「さし湯」をする。
(4)足湯をしている間は、あまり頭を使わないほうがいいので、ただポカーンとしていること。水を用意しておいて、少しずつ飲むとなおよし。足湯を終えたら、足をしっかり拭いて、冷えないように気をつける。
(5)12分足湯を行った後、左右の足に色の違いが出たら、白っぽいほうの足を2分ほど再度つける。その際には、湯温を2度上げる。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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