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華麗すぎる人気女性社外取締役たちの「ご経歴」 一大ブームに懸念も

文=編集部

女性社外取締役の元祖

 橘氏は多くの企業で女性社外取締役を務めた経験を持つ。国際基督教大学大学院日本語教授法研究課程修了、ハーバード大学大学院教育学修士課程修了、スタンフォード大学大学院経営学修士課程修了と、日米3つの大学院で学んだ。ハーバード大学東アジア言語学科日本語教師、ブラックストン・インターナショナル、ベイン・アンド・カンパニーを経て、1991年に米ヘッドハンティング会社、日本コーン・フェリー・インターナショナルに入社。

 95年には同社米国本社の取締役に選出され、2000年に日本法人社長に就任(09年に会長)。08年には米経済誌「ビジネスウィーク」で「世界で最も影響力のあるヘッドハンター・トップ50人」に、日本人で唯一選ばれた。10年8月にG&Sグローバル・アドバイザーズを設立して社長に就き、現在に至る。

 02年に花王の社外取締役に就いたのを皮切りに、三菱商事、味の素、J.フロント リテイリング、ブリヂストン、パルコ、ソニーベネッセコーポレーションの社外取締役を歴任。現在も三菱商事やブリヂストンなど4社の社外取締役を務めている。

 だが、橘氏は女性社外取締役をダイバーシティの目玉とし起用する風潮について、「もってのほか」(日本経済新聞電子版8月22日付)と不快感を滲ませる。「戦略上、必要な経験や能力をリストアップし、今の役員に足りないところを補った結果、女性になったというのが本来の姿」と述べている。

メガバンク

 大田弘子氏はみずほフィナンシャルグループ(FG)の取締役会議長である。不祥事が相次いだみずほFGは昨年、コーポレートガバナンスの強化のために指名委員会設置会社に移行。それに伴い、大田氏は社外取締役に就いた。

 大田氏は一橋大学社会学部卒。02年に大学を離れ、行政官に転身した。小泉純一郎内閣では女性初の内閣府政策統括官(経済財政分析担当)、第1次安倍晋三内閣、福田康夫内閣では、民間人閣僚として経済財政政策担当相を務めた。自民党が下野したため、政策研究大学院大学教授に戻ったが、第2次安倍内閣で内閣府規制改革会議議長代理に就いた。パナソニックやJXホールディングスの社外取締役を兼務している。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は今年6月に委員会設置会社に移行。独立性の高い社外取締役によって、業務執行に対する監督権限を強化する体制を整えるのが狙いだ。

 社外取締役は早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授の川本裕子氏。東京大学文学部社会心理学科卒。旧東京銀行(現東京三菱UFJ銀行)に入行し、米オックスフォード大学大学院修了、米経営コンサルタント会社マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社に入社。マッキンゼー時代に政府関係委員を歴任した。

BusinessJournal編集部

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