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有馬賢治「今さら聞けないマーケティング 基礎の基礎講座」

あの大ヒット商品を生んだのは「おしゃべり」だった!その驚愕の効能とは?

解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio
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商品=情熱の結晶

――このブレストで生まれたヒット商品はあるのでしょうか。

有馬 聞くところによると、ソニーの初代「ウォークマン」はラジオカセットの新製品を考えているときに、ブレストで既存についているスピーカーやラジオを外すという発想が生まれて、コンセプトが固められたといいます。さらに、これは予想になりますが、山芳製菓の「わさビーフ」などユニークなフレーバーが生まれる背景にも、やはりブレスト的な商品開発会議が行われている、と考えていいと思います。

――しかし、企業として動いているだけに、いくらいいアイデアだとしても形にならないことも多いかと思います。

有馬 確かに、多くのアイデアが生まれても、次のステップの「スクリーニング」で相当数がふるいから落とされます。そのアイデアに市場性があるか、採算が合うか、技術的に実現可能か、なども考えなくてはいけませんからね。また、たとえ市場に出たからといってヒットするとは限りません。

 しかし、いくらハードルが高くても諦めなかった誰かの情熱の結晶が、既成概念を変えることもあります。最近の例でいうと、ポッチャリ男性という狭いセグメントに向けた「Mr.Babe」というファッション誌も、とても意欲的なアイデアだと思います。このようにチャレンジにはリスクはつきものですが、ときには意志や情熱を貫き通す勇気も、斬新な商品開発には必要だということです。

――ありがとうございました。
(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio)

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11:30更新
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