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クラウド名刺管理サービス「Sansan」をメガバンクや大企業がこぞって導入している理由

構成=長井雄一朗/ライター
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――「Sansan」を全社的に導入する企業も増えていますね。

富岡 電巧社様の事例もそうですが、グローバル企業であっても全社で利用できるように、価格体系を1年前に変更しました。ユーザー単位のライセンスでは部門ごとや一拠点の利用のみにとどまってしまい、その部門内の情報しかわからないケースも多くありました。

 しかし、全社利用を前提としたSansanライセンスでは、全社員が持つ名刺の情報がSansanに集約され、資産に生まれ変わります。電通様や三井住友銀行様などの大手企業であっても、全社でご利用いただきながら新しい働き方に取り組み始めています。

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――基本的な機能について教えてください。

藤倉成太氏(以下、藤倉) スキャナやスマートフォンでスキャンするだけで、名刺の情報をデータ化します。その際、AIによる画像解析と人力入力作業の両輪で、ほぼ100%の精度を実現しています。こうしてできたデータベースを社内で一括管理し、共有できるという仕組みです。

 Sansanが提供するのは、「営業のチャンスが広がる」「社員の生産性が上がる」「組織のコミュニケーションが進化する」という3つの価値です。

クラウド名刺管理サービス「Sansan」をメガバンクや大企業がこぞって導入している理由の画像2Sansan事業部プロダクト開発部長の藤倉成太氏

――機能拡張で新機能が追加されました。

藤倉 まずはメッセージ機能です。これまで「Sansan」で管理されている名刺情報を共有する際はメールや電話によるコミュニケーションが必要でしたが、「Sansan」内のチャットで簡単に共有することができるようになりました。これは、スマホ版でも同様です。

 また、スマホ版の「Sansan」では、複数枚の名刺を一括で読み取り即時にデータベース化する機能も追加しました。「Sansan」の導入企業には専用のスキャナを貸し出していますが、名刺の読み取り手段が広がり、より簡単かつスムーズに実現できるようになります。

 3つ目は、膨大な顧客データの整理・統合をしてくれるプロダクト「Sansan Customer Intelligence」です。企業内には多くの顧客データがバラバラに存在しており、そのデータの正規化や統合は難しいのが実情でした。我々は創業から11年、常に「名刺のデータ化を通して、人と企業の情報をいかに整理・統合できるか」ということに向き合ってきました。これは、これまで培ってきた名寄せの技術を結集し、プロダクト化した究極の顧客データ統合ソリューションです。

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