カーシェアの平均費用は年間3万円強

――今後の中古車市場は拡大基調なのでしょうか。

西村 2017年の中古車市場規模は3兆275億円で、延べ購入台数は約250万台、中古車購入単価は平均120.9万円と推計しています。いずれも、15年から年々増加しています。人口1万人当たりの購入台数をエリア別で見ると、北関東に次いで北海道、甲信越・北陸が多くなっています。ここ3年でじわじわと伸びた印象ですが、今後は現状維持あるいは微増くらいではないでしょうか。大幅な拡大は難しいかもしれません。

――カーシェアリングについてはいかがですか。

西村 「利用したい」「利用してもよい」の合計が29.5%、「あまり利用したくない」「全く利用したくない」の合計は37.0%となっています。年齢別で見ると、20代と30代は「利用したい」「利用してもよい」の割合がほかの年代に比べて高く、エリア別では首都圏や関西の利用意向が高いです。この結果は16年と比較してもあまり変わりません。

 1年当たりのカーシェアの費用については、「1万~2万円未満」が26.5%、「1万円未満」が23.5%、「2万~3万円未満」が16.2%となりました。平均は3万2246円で、15年の調査から1268円増加しています。

 実は、カーシェアは観光客や訪日外国人が利用しているケースも多いです。クルマの所有のあり方については、よりバリエーションが豊富になっていくでしょう。

接客やサービスのレベル向上に務める中古車業界

――中古車業界の動向に変化はありますか。

西村 輸入車も含めて、購入後の保証を設定したり接客やサービスのレベルを向上させたりしようとする販売店が増えています。安価な物を購入する場合とクルマのような高価な物を購入する場合とでは、接客やサービスに対するカスタマーの期待値が変わってくるため、そのようなニーズを意識しているのかもしれません。

――カーセンサーのコンテンツについては、今後はどのようなビジョンを描いていますか。

西村 カスタマーのニーズに応えることが第一です。クルマの状態確認も含めて、できる限り少ないアクションで安心して購入できるようにサポート体制を充実させます。

 次に、クルマに対するリテラシー向上のために、「単なる移動の手段」としてだけではなく、ライフスタイルの提案をはじめとした多くの情報を伝えていきたいと考えています。さらに、クルマへのかかわり方も購入、個人間のシェア、リースなどバリエーションが増えていくため、それらに付随したサービスや情報を読者に提供していきます。

 クルマに多く接することで愛着が生まれていくと考えているので、これからもクルマの魅力をしっかりと伝えていきたいです。
(構成=長井雄一朗/ライター)

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