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24時間寝かせず給料0円、会社で共同生活…社員が自殺した広告会社で何が起こっていたのか

文=深笛義也/ライター
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24時間寝かせず給料0円、会社で共同生活…社員が自殺した広告会社で何が起こっていたのかの画像1「Gettyimages」より

02:16 大下周平 そうです
02:17 清水有高 はあ?
02:22 大下周平 起きてます
02:22 清水有高 寝てるよね?
02:23 大下周平 寝てはないです。アファメーション読んでました
02:24 清水有高 その反論なにかいみある?
02:26 大下周平 特に意味はないです。受取手がどう思ったか
02:30 大下周平 アファメーション読みます
02:36 大下周平 引き続きアファメーション読んでますさ
02:40 大下周平 起きてます
02:45 大下周平 起きてます
02:45 清水有高 他からはこないな
02:45 大下周平 え
02:46 大下周平 声掛けました!失礼いたしました!
02:50 大下周平 現状を超えて行くのみです
02:55 大下周平 起きてます
03:00 大下周平 起きてます
03:06 大下周平 起きてます
03:09 大下周平 起きてます

 これは深夜でも寝ずに仕事をしていることを示すために、従業員と代表取締役の間で、ほぼ5分ごとにLINEでやり取りした記録だ。「起きてます」の報告は午前9時頃まで続く。午前9時からは代表取締役の住居兼事務所の掃除が義務づけられており、その後は通常の業務が続く。睡眠は取れないということになる。

 清水有高氏は、アニメ、ゲーム、漫画業界の求人広告媒体の販売および、ビジネスマッチングのサービスを提供している、ビ・ハイア株式会社の代表取締役である。大下周平氏は、当時の従業員である。

 清水氏から多額の債務を背負わされ無賃金で奴隷労働をさせられた上、暴言や人格否定などのパワハラを受け続けたとして、大下氏らはビ・ハイアや清水氏を相手取って、10月17日、東京地裁に賃金・損害賠償を請求する訴訟を起こした。

 同日、原告らと代理人弁護士による記者会見が厚生労働省で行われ、訴えの内容が明らかにされた。パワハラによって、本年2月25日、30歳の女性従業員が自死に至っている。訴訟の原告となっているのは、女性の遺族、大下氏ら2名の男性元従業員である。女性ともう一人の男性元従業員について、ビ・ハイアのホームページ上の清水氏のメッセージにその氏名が記されインターネット上に拡散しているが、遺族や本人の希望に添って本稿では氏名を伏せる。

 以下は、女性の遺族、大下氏ら2名の男性元従業員らの主張をまとめたものである。

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