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篠崎靖男「世界を渡り歩いた指揮者の目」

利用者は成田空港の3倍…ドバイ空港「年9千万人利用」とエミレーツが世界シェア急拡大の理由

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ドバイ空港とエミレーツ航空機
 指揮をしていると、野球のピッチャーのように肩を酷使するので、僕も特に指揮棒を持つ右側の肩にはとても気を遣っていますが、これは職業病のようなものです。同じく指揮者の職業病に、首のむち打ち症があります。交通事故で後ろからぶつけられたわけでもないのに、むち打ち症のような症状が出るのです。強い音楽を表現しようと指揮棒を大きく強く振り下ろした時に、若干ですが首に振動が伝わり、それを長年続けていると、むち打ち症のようになるのです。


 僕はまだ幸運にも首のトラブルはありませんが、右肩に関しては、長時間飛行機に乗っていると痛みだすので、必ず右側に通路がある席を予約しています。窓から遠くなるので、残念ながら外の景色を楽しむことができなくなりますが、機内がガラガラだったりすると、誰もいない窓際に席を移し、これまで富士山はもちろん、春のヨーロッパの美しい田園風景、夜中でもギラギラと光っているインドの町々、サハラ砂漠、フィンランドのたくさんの湖沼を見てきました。何よりも、外国の空港に着陸した時に現地の飛行機を見ると、「日本以外の国に来た」ことを実感します。反対に、日本の国際空港に到着すると、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)の飛行機がたくさん停まっているのを見て、帰国した実感が湧くのです。

 僕が10年近く在住していた英ロンドンのヒースロー国際空港では、たくさんの国々の航空会社の飛行機が忙しそうに動き回っており、いまだに大英帝国の首都、世界の中心なのかと思います。英国航空をはじめとする英国系はもちろん、アメリカ、ヨーロッパ系の機材も多く停まっていますが、オーストラリアのカンタス航空、エア・インディア、シンガポール航空、香港系のキャセイ・パシフィック、そしてアラブ系、アフリカ系の飛行機が目につくことが大きな特徴です。これは、英国が植民地時代を終えてもなお、これらの国々と深い関係を持っているからにほかならないのです。

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