正式名称は成田国際空港。1978年に開港。66年に建設予定地が決定したが、共産党や社会党に先導された地元農民に全国から左翼活動家や学生が合流して、大規模な空港建設反対闘争が展開された。開港以降、成田市には多額の法人税が入り続け、裕福な自治体に変貌する。その後、羽田空港の国際線枠拡大による成田空港のポジション低下が懸念され、成田市は危機感を抱く。地域活性化策として大学誘致を企図して国家戦略特区の指定を取りつけ、2017年に国際医療福祉大学医学部が開校した。