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さんきゅう倉田「税務調査の与太話」

天皇陛下が承継した「三種の神器」、贈与税にまつわる“特別な取り決め”が判明

文=さんきゅう倉田/元国税局職員、お笑い芸人
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「お疲れ様」は目上の人に対して使ってはいけない?

 上皇となられた先代天皇の退位に際して、タレントの山田優さんがInstagramで「天皇皇后両陛下 お疲れ様でした」と投稿したところ、言葉遣いがおかしいなどと批判が殺到し、炎上しました。「お疲れ様」の誤用だという主張です。

 ぼくが子供の頃から、目上の人には「ご苦労様でした」と言ってはいけません、「お疲れ様でした」を使いなさいという、自称“マナーのスペシャリスト”がテレビで言っていました。だから、アルバイトを始め、社会に出てからは、「ご苦労様」という言葉を用いたことはありません。しかし、調べていくと、目上の方に「ご苦労様でした」と言うのは間違っていないようです。

 昭和天皇に対し、三木武夫首相が「ご苦労様でございました」とおっしゃったこともあります。目上の方に対する「ご苦労様」の禁止は、平成になって、どこかの誰かが勝手につくったルールで、本来、用いても問題ありません。

 ただ、受け手側の認識の問題もあるので、日常生活では用いないほうが無難ではあります。それと同じように、天皇に対し、「お疲れ様でした」を用いてはいけないという批判は、どのような根拠によるものなのか定かではありません。国語辞典編纂者で『三省堂国語辞典』編集委員の飯間浩明氏は「別に間違っとらん」と指摘し、批判する側の認識こそ間違っているとの見解を示しました。「ご苦労様」のように、根拠のない批判だったのかもしれません。

 皇室の方の預金や所有する調度品が、相続時にどうなるかはわかっていませんが、今後、正確な情報と取り扱いが判明した際には、紹介したいと思います。
(文=さんきゅう倉田/元国税局職員、お笑い芸人)

●さんきゅう倉田
大学卒業後、国税専門官試験を受けて合格し国税庁職員として東京国税局に入庁。法人税の調査などを行った。退職後、NSC東京校に入学し、現在お笑い芸人として活躍中。2017年12月14日、処女作『元国税局芸人が教える 読めば必ず得する税金の話』(総合法令出版)が発売された。

「ぼくの国税局時代の知識と経験、芸人になってからの自己研鑽をこの1冊に詰めました。会社員が社会をサバイバルするために必須の知識のみを厳選。たのしく学べます」

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